我庭花録「五月・皐月」 [in My お庭]
庭で咲き出した花を月別に記録して随分なるが、3、4月は
賑やかだから毎年のように残っているけれど、5月の庭で
咲き出す花はぐっと減ってしまうのであまり記録が残っていない。
芍薬(しゃくやく)〈牡丹科〉以前は何本かあったようだが
今は1本だけ。牡丹と違い、冬には枯れて姿を消す。春になると
芽を出して、5月の初旬に花を咲かせる。
しゃく“薬”の名の通り、漢方薬でも極めて重要な植物。
学名のPaeonia(牡丹属)も、ギリシャ神話の医の神「Paeon」の
名に由来する。
お椀型に咲くので虫が入り易いのかな、いろんな虫が来ます。
ハナムグリくんは花粉まみれ、花粉症だったら辛いだろうな。(^_^ゞ
虫ついでに、無視できない虫を・・・
カメムシくん、サクランボの木に!コイツは困ったことに
実を食べるのね・・・
アゲハの赤ちゃん、レモンの木に。このコは葉っぱだけ、
実は食べません。だから多少のことならOK、見守るのですが
成長した姿をほとんど見ません。鳥に食べられてしまう?
もしかするとカナヘビさんに?
気分を変えて、カーネーション〈ナデシコ科〉
ゼラニウム(天竺葵)〈フロウソウ科〉
どちらも鉢植えですが、いつも枯らしてしまうので
殖してみたいと思うのですが・・・
バラも放ったらかし、見るのは好きですが育てるのは苦手。
害虫や病気にすぐ冒されます。栽培は難しいですね。
姫檜扇(ひめひおうぎ)〈アヤメ科〉
上の写真、左の花はジュウヤクの花。姫檜扇は色違いで
3種類くらいが庭のあちこち足元で秘めやかに咲いてます。
雪の下〈ユキノシタ科〉。これも薬草として知られていますね。
いろんな効用があるようです。
山菜として葉っぱを天ぷらにして食べたりもします。私もたまに。
花は5弁だが、下の2枚だけやたらと長い変わった形をしてます。
漢名は「虎耳草」。まだらで毛のある丸い葉っぱが虎の耳に見えるから?
紫カタバミ〈カタバミ科〉
カタバミは「酢漿草」って字を宛てる。難読漢字ですね。
母のコレクション?サボテンの花が咲いていたりします。
紫露草〈ツユクサ科〉梅雨入りしましたね。
小手毬〈バラ科〉の花殻。
花殻は花が枯れた後の姿だけれど、風情があるものもありますね。
これも星がチカチカしてるみたいで、可愛い♪
「はながら」って読むのが正しいが「花柄」と間違えそうだし
「かかく」って読むと「価格」みたいだし・・・
「はなから」って呼んだらどうだろう?どうでもいいことだけど。
我が家の白猫サラくん、日課の庭のパトロール、雨の日は出てこない。
2017.5月、我庭にて。
小さな工場?ミニプランツ。 [in My お庭]
最近、園芸店やホムセンに行くことが多くなりましたが、行くといろいろ
目移りしてしまって、観葉植物、多肉植物、エアープランツ・・・
ちっちゃいプラント鉢が増殖中♪
多肉植物は100円〜200円くらいの安いのを買って、適当な鉢に。って、
白いのはプリンが入ってた陶器の入れ物だったと思うけど。(^_^ゞ
ひよこちゃんは、多肉植物の寄せ植えになっていたけれど、
ちょっとヘアスタイルを変えて、ペンギンのマグカップとコンビに。
賑やかに日向ぼっこ、朝日をあててやります。多肉植物は多種多様、
これも収集欲をくすぐるようだが、深入りはしたくない。
単純に室内、窓辺や机上に自然の一部である植物を置くのは
癒しになりますね。心が柔らかくなる・・・♪
ところで、タイトルに「小さな工場?」としたのは、
「mini-plants」この「Plant」って、和訳すれば植物のことですが
工場って意味もありますよね。同音異義語?
スペルも同じだからどこかでつながっているはず・・・
そもそも日本語は同音異義語が極めて多い。「こうしょう」なんて
48語もあるそうです。他にも「さんか」「しこう」とか数え上げれば
きりがない。同じ音の言葉でどれだけ漢字、意味が浮かびますか?
「きしゃのきしゃがきしゃできしゃした」・・・PCを始めた頃、
この変換をしてみると無茶苦茶だった。
懐かしいな、今は一発変換するね。貴社の記者が汽車で帰社した。
英語もカタカナにすると、ツー(トゥー)なら to , too , tow とか
ライトが right , write , light , rite , wright と意味バラバラ。
Plantのように同じスペルでも多義語というか、使い分けが日本人には
理解できない?
工場を英訳すると factory,plant,mill,workshop が出てくるけれど
植物という意味のある plant が何故・・・?
どうやら植物を育てる、殖す、大きくする・・・みたいなことが工場と
ダブってくるのかも。そんなことにしとこうかな。(^_^ゞ
観葉植物もミニサイズなら窓辺にピッタリ。100円ショップで
鉢を見つけてくるのも楽しいしね♪
勢い余って、園芸店でエアープランツにまで手を出してしまった。
これはちょっとやそっとでは枯れない?私向きかも。(^_^ゞ
4月の庭は、春うらら♪ [in My お庭]
我庭季録です。4月の庭は一年中でいちばん花が咲いているかも。
だから写真もいっぱいになってしまった。(^_^ゞ
花桃〈バラ科〉たくさん花は咲くが、残念ながら実は生らない。
八重の桜〈バラ科〉
可愛い桜だけれど、まだまだ小さく、花つきも少ない。
花蘇芳(はなずおう)〈マメ科〉
白花もあるようだが、蘇芳って色の名前。紫系の紅色のことなんだけど。
木瓜(ぼけ)〈バラ科〉
庭には2本あって、白とピンクが混ぜこぜの二色咲きと、もう1本は
真っ赤っかの花が咲く。
八重の山吹〈バラ科〉
やまぶき色ってありますが、これにも白花種があるんだけど・・・
英語ではイエローローズとか、ジャパンローズと呼ばれている。
カロライナジャスミン〈フジウツギ科〉 かすみ草〈ナデシコ科〉
オキザリス〈カタバミ科〉
世界中に850種以上もあるといわれるオキザリスは、カタバミ属の総称で
園芸的には花の美しいものをオキザリスと呼んでいる。
酢漿草/片喰などの字が宛てられるカタバミ、かがみぐさ/すいば/
しょっぱぐさ/すずめぐさ/ねこあし・・など180以上の方言があるとか。
葉っぱが3枚でクローバーと間違われるが、クローバーはマメ科の植物。
クローバーの葉には白い模様が付くことで区別できますが、
ロゴやマークではクローバーマークと言いつつ、厳密にはカタバミの
場合が多い。アイドルグループ・ももいろクローバーZのロゴも
よく見るとカタバミ。
カタバミにも四葉の突然変異が現れるし・・・マギラワシイ
糸水仙〈ヒガンバナ科〉
庭の水仙の中では最後に咲く品種です。
チューリップ〈ユリ科〉
今年、色がきれいだったので思わず買ってしまった鉢植えアジサイ。
梅雨まで持たず花は終わってしまった。地植えしたから来年が楽しみ♪
紫陽花(あじさい)〈ユキノシタ科〉
小手毬(こでまり)〈バラ科〉
雪柳と似ているが、名前の通り小さな手毬状に花が固まって咲く。
紫花菜(むらさきはなな)〈アブラナ科〉 著莪(しゃが)〈アヤメ科〉
庭のあちこちで咲いています。紫花菜は別名:花大根、諸葛菜。
「著莪」は、「射干」(しゃが)って漢字も宛てられるが難読?
「胡蝶花」って別名はイメージがいいですね♪
大甘菜(おおあまな)〈ユリ科〉
花韮(はなにら)、玉簾(たますだれ)、甘菜とも似ているが、慣れると
区別はつきます。群生して咲く姿は地上の星空って感じ。(^_^ゞ
オステオスペルマム〈キク科〉
以前からある黄色に、今年はこの赤紫の花を買ってみました。
紫露草(むらさきつゆくさ)〈ツユクサ科〉梅雨を待ちきれずに?
ユリオプスデージー〈キク科〉
これも似た花がいろいろあって、花だけでは区別がつきにくいです。
エリゲロンの仲間〈キク科〉 オステオスペルマム〈キク科〉
普通、エリゲロンは白花で咲き出して赤花に変化、二色咲きのように
なるので「源平小菊」って別名がありますが、これは最初から二色咲き。
ガザニア〈キク科〉これも多種ありますね。
ガザニアは今年買ったのですが、エリゲロン、オステオスペルマムと
一緒に花壇に植えたら、三種類のキク科がこれでもかッ!ってくらい
咲き競って、派手なこと・・・!(^_^ゞ
2017.4月、我庭にて。ユリオプスデージー
マーチに待った3月の庭。 [in My お庭]
弥生3月、我が家の庭で咲き出した花を季録しておきます。
トップ画はオステオスペルマム〈キク科〉多年草で3年目を迎えました。
冬の寂しい庭で真っ先に咲き始めたのはこの梅、紅白二色咲きします。
下の写真は八重の梅で、実を採るために植えたようですが・・・
ハクモクレンも春を告げてくれましたが、今はもうヒヨドリの餌食に。
花の色で木蓮は、ピンク・赤、紫木蓮(シモクレン)、白木蓮と言う風に
呼び分けているようです。咲く時期も微妙にずれる。
白>ピンク>濃いピンク>濃い紫と濃い色の花の方が遅咲きのようです。
桜にそっくりですが、3月前半から咲き始めて写真はもう終わりかけ。
サクランボの花です。サクランボの木は「桜桃」とも書きますね、
実は漢字にすると「桜ん坊」ってことのようです。
これも桜や梅と同じくバラ科の「ユスラウメ」、漢字で書くと
「梅桃」「山桜桃梅」、「桜桃」とも書くようですが、それじゃ
サクランボと同じになってしまう。ややこしい話です。
実もサクランボそっくりですが、味はワイルドで甘酸っぱいです。
庭の椿の中で最も早く咲くのがこれ、「緋縮緬(ひじりめん)」
「南蛮紅(なんばんこう)」とも似ている獅子咲きの椿です。
木瓜(ボケ)の花も咲き始めました。これもバラ科ですね。
連翹(レンギョウ)、春は黄色い花が似合いますね♪
ヒヤシンス〈ユリ科〉、無くなったかなと思っていたら、球根で冬眠。
春になったら芽を出して花を咲かせてくれます。5色くらいあるかな。
「風信子、飛信子」って漢字を宛てますが音からでしょうね。
水仙も放ったらかしのまま、自生して毎年庭のあちこちで咲いてます。
種類も色々、↑↓これは日本水仙ですね。
↑こちらは今年買ったミニ水仙、1ヶ月くらいは咲き続けてくれました。
今はもう葉っぱだけになってます。球根を残せば来年も咲くかな。
西洋水仙も色、いろいろ出てきます。日本水仙は雪中花といわれるように
12月頃から咲き始め、2月がピークかな。
それにくらべると西洋水仙は今がピークのようです。
ラッパ水仙ってやつですね、日本水仙に比べると派手・・・
我が家の庭の春には欠かせない、蕗(ふき)の花。ふきのとうを放置して
おくと、こんな花になります。今年もふきのとうは充分食べましたけど。
ヒマラヤ雪の下、ただのユキノシタは5、6月頃に開花します。
どちらもユキノシタ科ですが、花も葉も全く違うような・・・
ちょっと長いカタカナ名ですが、何か覚え易い「オステオスペルマム」。
寒さに強く暑さに弱い、それでも丈夫なようで3年間花壇にほぼ放置でも
咲いてくれている。
茎の途中から根を出して広がるので、今年は挿し木をしてみたところ成功♪
ついでに色違いを買って、もっと殖してみたいと考えてます。
ところで、初めてネットで花の苗を買ってみました。
「エリゲロン・カルビンスキアヌス」和名はペラペラヨメナ、
アズマギク。源平小菊と呼ばれるように花が白から赤に変色、紅白2色が
混在して咲く。去年はリアル花屋さんで花の咲いているものを買いましたが、
エリゲロンでも欲しかった品種と少し違ったので、欲しかった
カルビンスキアヌスをネットで見つけて注文してみましたが時期が
早過ぎたのか、とても小さい苗が送られてきました。
それでもなんとか6鉢分ともちゃんと根付いたようでツボミも付けている、
小さいままですが・・・
2017.3月、我庭にて。
たま庭・・・ [in My お庭]
たまには、庭の様子も・・・さらっとネ。
放ったらかしの小さな荒れ庭、夏場はまさにジャンル状態w
写真を撮るのも命がけ?蚊に襲われます・・・
今日、朝から大きな声で鳴いている奴がいたので探してみると・・・
クマゼミですね。1匹でもやかましいです。
あちこちに抜け殻も。何でここで?って子もいますね。
近年、こちらではアブラゼミよりクマゼミの方が多いようです。
子供の頃はまだ珍しくて、見つけたって情報でわざわざ見に行った
記憶があります。アブラゼミはすぐに捕まえられるのですが、
高いところで鳴いているクマゼミはなかなか捕まえられず
ゲットしたら自慢できたような・・・(^_^ゞ
それが、今は低いところでも見られます。しかも鳴き声が大きい。
それに光回線ケーブルに卵を産みつけたりするようですね。
主に家庭への引き込み線が被害に遭うケースが多かったようです。
セミって種類によって鳴く時間帯が違うのだとか、クマゼミは朝に。
アブラゼミは昼から鳴くようです。ミンミンゼミも午前中に鳴く
のですが、時期的にクマゼミが居なくなった頃から現れます。
関係ないローカルな話ですが・・・ミンミンゼミで思い出した♪
関西だけかな?冷凍食品で、珉珉の「セミ餃子」って商品がある。
みんみんだから蝉?袋にもセミのイラストが描かれていますし・・・
スーパーでは10個入りで100円しないベストセラー?(^_^ゞ
関西では冷凍ギョーザの定番です。
珉珉食品株式会社謹製となっていますが、
これって中華料理チェーンの「珉珉」とは全く別会社。珉珉は大阪が
本社で元祖餃子舗をうたってますが、珉珉食品株式会社は京都が本社。
どうりで味が全く違う・・・
これは先週、まだ梅雨明け前?雨上がりに撮ったギボウシです。
漢字で書くと「擬宝珠」、橋の欄干に見られるやつね。
この花のツボミが擬宝珠に似てるからこの名が付けられたのかな。
ユリ科の植物で、東南アジアが原産地。
日本には古くから自生していたようですが、アジサイと同じく
シーボルトがヨーロッパに持ち帰り、普及したようです。
下の写真はカンナ、写真ではカンナに見えませんね、あカンナぁ〜
カンナ科、学名もCanna。昔は夏の園芸花の定番だったような・・・
和名は「檀特(だんどく)」だそうです。まず使いませんね。
花は2016.7/13、蝉は7/21、我庭にて。