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あじさい苑 藤森神社 [花だより]

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6/6日は藤森紫陽花まつり、紫陽花苑オープンでした。次の日に
勇んで出かけたのですが、少し早かったようで・・・

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紫陽花苑は二カ所に分かれているのですが、奥の方はまだこんな状態。

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保護色?(^_^ゞ

延べ1,500坪の苑内には3,500株の紫陽花が・・・ってことだったのですが。

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三脚使用禁止でしたが、最近はコチラの方が多いような・・・


京都市の「紫陽花の名所」には必ずと言っていい程出てくる神社ですが
善峯寺の7,000株、三室戸寺の10,000株には及ばず。それでも
松尾大社、梅宮大社の1,000株よりは多く(本数じゃ無いと思いますが)

そんな名所一覧を見ていると、ここと同じ伏見区で5,000株咲くという
醍醐一言寺を発見。訪ねてみようかとよくよく調べると・・・
昨年アップされたブログに、1本しか見られなかった!って、
どうやらここ数年で、鹿に喰いつくされ5,000株が壊滅したようです。


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アジサイは有毒植物のはず、厚生労働省でもリスクプロファイルで
注意喚起。米国で近似種による家畜の中毒が報告されていますが
鹿には効かないのかな、アジサイの鹿害はよく耳にしますし・・・

日本でも灌仏会(花祭り)の際に仏像に注ぎかける甘茶は、近似種で
薬効があると飲用もしますが、集団食中毒を起こした事例も報告
されています。くれぐれも濃い甘茶を大量に飲まないように。


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アジサイの語源は諸説あるようですが、一般的には「集真藍(あづさい)」
あづ=集つまる、さあい=真の藍色で、青い花が集まって咲くさまを
表したとされています。
貝原益軒の説「厚咲き」が転じたとするのはシンプルかもね。


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あじさいを漢字で書くと「紫陽花」と表記されることが多いですが
古い文献には、集真藍、味狭藍、安治佐為といろいろ。
本来の「紫陽花」とは、唐の詩人・白居易(白楽天)が命名した別の
紫の花のことで、平安時代の学者、源順(みなもとのしたごう)が
日本のあじさいにこの漢字をあてたため、誤用がひろまったらしい。
中国で、あじさいのことは「八仙花」または「綉球花」。

日本でも他に「七変化」「四片(よひら)」「止毛久佐(ともくさ)」と
呼んでいたこともある。止毛久佐は、しもくさとも読めるし、
「またぶりぐさ」なんて別名もあったようだ。
これは昔、あじさいの葉をトイレで使う慣習があったのだとか、
草かんむりに便という漢字で表した記録もあるらしい。
ちょっとクサイ話だが、トイレットペーパー代わりというのは
分からなくもないですね。(^_^ゞ


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夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの よひらの露に 月もすみけり
(藤原俊成『千五百番歌合』)

あぢさゐの 下葉にすだく蛍をば 四ひらの数の添ふかとぞ見る
(藤原定家)


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紫陽草や 藪を小庭の 別座鋪 (芭蕉)

紫陽花に 雫あつめて 朝日かな (千代女)

あぢさゐや よれば蚊の鳴 花のうら (暁台)


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・・・あっ! カマキリちゃん。


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・・・あっ! ロドちゃん♪


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・・・あっ! カッパちゃん。

2015.6/7、藤森神社・紫陽花苑にて。


SIGMA DP2 Merrillで撮った写真は、フォトチャンネルで。

右下のアイコンをクリックすればフルスクリーンで見れます。
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イングリッシュガーデンの花たち [花だより]

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写真、まだ残っています。(^_^ゞ
びわ湖大津館・イングリッシュガーデンに咲いていた薔薇以外の花。

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トップ画も〈ノースポール〉キク科 


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〈フレンチラベンダー〉シソ科 別名:ストエカスラベンダー


〈ポピー〉ケシ科 和名:雛芥子(ひなげし)・虞美人草(ぐびじんそう)
この花を表す「雛罌粟」は、ひなげしと読まれたり、「こくりこ」と
読まれたりします。
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〈ガーベラ〉キク科 和名は聞いたこと無いですが、アフリカ千本槍、花車。


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〈シラン・紫蘭〉ラン科 ・・・知ってるでしょ。(^_^ゞ

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〈ウォーターマッシュルーム〉セリ科 和名:団扇銭草(うちわぜにくさ)
ビオトープやアクアリウム、鉢植えでも育ちます。水陸両用♪

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〈アストランティア〉セリ科 2色ありました。花びらに見えるのは苞です。


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〈チャイブ〉ユリ科 ネギ属です。つーことは、ネギってユリ科?ビックリ


〈ボリジ〉ムラサキ科 花の色はマドンナブルーと言われています。
しおれているわけではありません、俯き加減のしおらしさ・・・
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〈マンネングサ・万年草〉ベンケイソウ科 別名:セダム
万年草と言っても幾つか種類があるようです。これはメキシコ万年草かな?


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〈エリゲロン〉キク科 和名:源平小菊/洋種アズマギク
咲き進むにつれて花色が白からピンクに変化して、最盛期には
二色咲きのように見えます。これを我庭にも欲しいです。


〈アキレア〉キク科 別名:ヤロウ 和名:西洋ノコギリソウ 
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〈サルビア スペルバ〉シソ科 別名:ブルー・クイーン


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〈ノースポール〉キク科


〈京かのこ〉バラ科 シモツケソウの仲間でしょうね。
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〈ムラサキツユクサ 白花〉ツユクサ科 白い紫ツユクサ・・・?


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〈オルレア〉セリ科 別名:ホワイトレース


〈サフィニア〉ナス科 サントリーが開発したペチュニアです。
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〈リナリア〉オオバコ科 和名:姫金魚草


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〈ローダンセマム〉キク科


〈アグロステンマ〉ナデシコ科 和名:麦仙翁/麦撫子
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〈ユーフォルビア〉トウダイグサ科 和名:灯台草


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〈??〉シラー(ユリ科)じゃないし、ユウギリソウ(キキョウ科)とも
違うよう、葉はキク科?だからペンタス(アカネ科)でも無い。
降参です。ご存じの方、教えてください。


〈アリウム・ギガンテウム〉ユリ科 和名:ハナネギ
まだツボミでした、どんな花が咲くのかな・・・
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・・・あっ♪


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〈芍薬(しゃくやく)〉ボタン科


〈クリスマスローズ〉キンポウゲ科 花は終わって種に・・・
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〈エリカ〉ツツジ科 ジャノメエリカは丸い壷型、これは細長い筒型。
エリカ・コロランスですね。‘ホワイト・デライト’かな。

園芸店の案内みたいになりましたが、最後になぜか
イングリッシュガーデンの定番のようになっている
クロード・モネの「睡蓮の池」風。

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ここは琵琶湖畔のイングリッシュガーデン、こういう風景の方がいいかも♪

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2015.5/17、びわ湖大津館・イングリッシュガーデンにて。
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ローズガーデンにて。 [花だより]

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びわ湖大津館イングリッシュガーデンの春バラ、少しだけですがご紹介。
(※花名はこのバラ園でのネームプレートによるもの)


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〈ハイデ・クルム・ローズ〉
ハイディ・クルムは、ドイツ出身のスーパーモデルの名だそうです。


〈フランクリー・スカーレット〉
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〈マリヤ カラス〉
20世紀を代表するプリマドンナ、マリア・カラスにちなんで。


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〈しのぶれど〉
平兼盛の和歌、「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は」の中の
しのぶ恋心をイメージして命名したそうです。


〈グロワール ド ムソー〉モスローズ系のオールドローズ。
※モスローズ:蕾や花首、茎に苔(モス)状の繊毛がある系統です。
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〈エレガントレディ〉
別名を「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」と言っていました。
苗木の売上金15%を「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ記念
基金」に寄付することを約束して名づけられていましたが、
現在は契約が切れて、エレガント・レディが正式名称となっています。


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〈Cl.マリーナ〉
銘板には「Cl」と書かれていたのですが、これって
クライミングローズ(つるバラ)の事なんですが、どうみても
つるバラでは無かったような・・・

樹形による分類では
「B」ブッシュタイプ:木バラのことです。直立性、横張り性など
枝の伸び方で細かく分類されることもあります。
「Cl」クライミングタイプ:つるバラ、成長途中でつるに枝変わり
するものもあるようです。
「S」シュラブタイプ:半つる性。枝が弓なりに茂り、半つる性を
示すものを主にいいます。


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〈イエスタデイ〉
これは「S」シュラブ(半つる性)、小輪セミダブル平咲きで、
ツボミを見ても分かりますが、非常に花つきが良い品種です。
秋に咲く花はもっと色が濃くあでやかです♪


〈ローズ ゴジャール〉ベルサイユ宮殿の庭師を務めたこともある
フランスのバラ育種家の名門「ゴジャール」の名作の1つ。
とても薔薇らしい花、バラでごじゃーるってか!(^_^ゞ
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〈ヘンリー フォンダ〉
名前は、言わずと知れたアメリカの映画俳優ヘンリー・フォンダから。
彼が黄色いバラを愛して多数栽培していたことから、命名。
僕らの世代には娘のジェーン・フォンダ(バーバレラ)、
息子のピーター・フォンダ(イージーライダー)の方が馴染みがあります。
子供達はバラの名前になっているだろうかと調べてみました。
ありましたよ♪神戸・須磨離宮公園に「ジェーン・フォンダ」って名前の
黄色いバラが。(^_^ゞ


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〈ブルーリバー〉
香りの強い品種です。丸弁抱え咲き?よく見る品種だけに場所によって
微妙に印象が違うようにも思うのですが・・・


〈ドレスデン〉香りが素晴らしいパールピンクの名花。
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〈ラ プティット ポワール〉
フランス語で小さな洋梨の意味で、カップ咲きの典型のような花型。
日本の大和バラ園が2011年に作出したものです。


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〈アイスバーグ〉
これも有名な品種ですね、透明感のある純白の美しい花です。
「シュネーヴィッチェン」と呼ばれることもあります。白雪姫のこと。
アイスバーグは氷山って意味ですね・・・
誰や!アイスクリームとハンバーグなんて言うのは。(^_^ゞハナヨリダンゴ?


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(上)アイスバーグと(下)ドレスデンだと思うのですが・・・


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〈ストロベリー ダイリキ〉
イチゴを使ったカクテルの名前を付けられたピンクの薔薇です。


〈クロード・モネ〉
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〈マルク・シャガール〉

画家シリーズが並んでいました。
いずれもフランス・デルバール社作出の花だと思われます。
絞りの花を作出するのが得意なようですね。いかにも絵画的です。
他にも「ポール・ゴーギャン」「アンリ・マチス」などの
ネームプレートがありましたが、花が咲いていなかった・・・w
デルバール社からはドガ、セザンヌ、新クロード・モネなんてのも
出ていますが、どれほど違うものなのか・・・(^_^ゞ

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〈カミーユ・ピサロ〉

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〈モーリス・ユトリロ〉


〈ラベンダー ドリーム〉オランダ生まれの可愛いシュラブ。
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〈ラムのつぶやき〉紅茶にハチミツを加えたような甘い香り。
倖田來未さんが命名されたバラです。大和バラ園作出。


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〈ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ〉
カップ咲きから球体に近くなり、咲き進むとロゼット咲きになる
オールドローズ ブルボン。
※ブルボン系は19世紀の初めインド洋のモーリシャス諸島の近くの、
ブルボン島で発見された自然交雑の薔薇を親としています。


〈アブラハム ダービー〉イングリッシュローズの中で最も華麗なバラの
ひとつです。私は競馬はしませんが、ダービーの成績はどうでした?
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〈しのぶれど〉


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〈ストロベリー ダイリキ〉


〈ジュリア〉ちょっと変わったお洒落な色、フランス生まれの薔薇です。
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2015.5/17、びわ湖大津館・イングリッシュガーデンにて。
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琵琶湖畔のバラの園 [花だより]

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大津市・柳が崎湖畔公園、びわ湖会館・イングリッシュガーデン内の
フレグランスローズガーデンでは、6/14日までローズフェスタが
開催されています。

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ちょうど1年前、6月1日は伊丹市の『荒牧バラ公園』
春バラを楽しみました。
ちょっとピークを過ぎた感じだったので、今年は半月ほど早めに
・・・開花情報では、50%ってことでしたが。(^_^ゞ

去年、バラに関するトリビアを散々書いたもので、今年はネタ切れ。
写真だけを羅列しておきます。


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ボーダーガーデン

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ボーダーガーデンではレンガの塀につるバラが咲き誇っていました。

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メインはフレグランスローズガーデンと呼ばれるエリア。
150種、2000株ってことですからバラ園としては
それほど多彩とは言えないかも・・・

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駐車場の無料時限、3時間もあれば充分に楽しめるスケールです。

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薔薇の咲いている時季がいちばんイングリッシュガーデンを
楽しめる季節かも・・・♪


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2015.5/17、びわ湖会館・イングリッシュガーデンにて。
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遅咲き、堀川遊歩道。 [花だより]

遅咲きさくらファンの私にとって堀川遊歩道は嬉しいスポットです。

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だいたい天の邪鬼な性格なもので、さくらも変った桜を観るのが好きでして・・・
観に行くならソメイヨシノのシーズンを外すのが常になりました。

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まだツボミもいっぱい、これからって感じですね♪
堀川遊歩道は、遅咲きの桜がいろいろ、まったり観られて私には天国。

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堀の中からなので、見上げるアングルが多いですが・・・(^_^ゞ

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これは鬱金(うこん)桜かな。赤、白の八重桜と並んで咲いていました。

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色もさまざま揃っています。特に緑のさくらはお目当てのひとつ。

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〈御衣黄(ぎょいこう)桜〉


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この日はずっと花曇りの空でしたが、一瞬青空も顔を見せてくれました。

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新緑の柳も風になびいて・・・昔は堀川と言えばずっと柳並木だったような
二条城の前辺りは今でもそうですけど。

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おっと足元には、たんぽぽも。白花、黄花が・・・

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わんちゃんは、白と黒。(^_^ゞ

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堀川遊歩道には、御衣黄桜が数本、もっとかな?
色的には目立たないですが、見つけたらじっくり観察。

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遅咲きの桜なら、まだ今週末も見頃かも知れません。

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2015.4/11、堀川遊歩道にて。
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