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三ツ辻、四ツ辻、迷い道。 [京都うろうろ]

あ、別に迷ってませんが、四ツ辻までが限界でした。まだ終われません、伏見稲荷。

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初めての伏見稲荷大社。前調べもせずふらっと行ってみたのですが、
予想以上にディープ!見逃したところや行けてないところがまだまだ・・・

千本鳥居から先が面白いと聞いていたので、行ってはみたものの
全行程の半分くらいかなぁ?時間と体力の限界でしたw
それでも3時間半くらいはウロウロしてたんやけど・・・(^_^ゞ

いわゆる千本鳥居というのは、奥社奉拝所(奥の院)が終点。しかし、
お山めぐりは、そこからがスタート。鳥居も延々と続く山道です。
結果は四ツ辻まで辿り着いて、荒神峰をまわって三ツ辻に戻って・・・
次ぎに行く時は5、6時間は覚悟しておいた方が良さそうかな。


奥の院より鳥居のトンネル、石段を登って行く途中に

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〈奇妙大明神〉
何か奇妙な・・・コンクリートで固められ包帯を巻かれた松の根っこ?
この写真では分りませんが、2つの根っこがにゅうっと地上に持ち上がって
かつてはその下をくぐると神経痛、腰痛、肩こりが治ると信じられていた
ようです。今は危険なので立入り禁止ですが・・・
それと根が持ち上がっているので「根上がり」→「値上がり」ってことで
投資家から崇敬を受けているとか。

この反対方向に脇道があったので、行ってみることにします。

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〈伏見神寶神社〉

そこそこの山道、それなりの靴でないと滑ります。やがて竹林になり
「竹の小道」と言われるところにある摂社。創祀は平安時代初期?
京洛内外図に社殿が描かれており、中世には既に現地に祀られていたようです。

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ここの狛犬さんは龍。

ここから一の峰(稲荷山山頂)にも通じているようです。
徒歩40分と書かれていましたが、結構厳しそう・・・私にはムリ?トホホ。

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〈神道御徳社本部〉?

何だかよく分りません。これから先にも鳥居や石塚がわんさか現れます。
まるで迷宮?これも伏見稲荷の醍醐味なのかも・・・

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〈天照月日之宮〉

まだまだ序の口です。この後も深~いカオスな世界が待っています・・・
伏見稲荷、ここを把握するには一朝一夕ではとてもとてもムリ!
ここの正確なガイドブックってあるのだろうか?作るのは不可能かも。


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ちょっと息抜きね。


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まだ三ツ辻にも到達していない、熊鷹社周辺のお塚群。

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〈熊鷹社拝殿〉

確かメインの鳥居が建ち並ぶ参道を少し逸れたところだったろうか、
この石塚群の先だったかな?谺ヶ池(こだまがいけ}の畔、狭い参道沿いに
熊鷹社があります。
家出人や失跡者など尋ね人がある人がこの池のほとりで手を打って反響、
こだまが返ってきた方角に手がかりがあると言い伝えられています。

和ろうそくの炎が似合いますね。和蝋燭ってハゼの実を搾ってとった木蝋が
原料で、炎が大きく、風にも強い。ただし、カラスの好物?でもあるようで
火のついたままの蝋燭をくわえて飛び去るのが目撃されたり、ここ伏見稲荷
でもボヤ騒ぎがあり、その原因がカラスだと確認されています。

登り坂、石段がまだまだ続きます。

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三ツ辻からお山参道・・・どこまで続くねん!と呆れた頃に現れるのが

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休憩処、茶店群。ようできとるゎ。(^.^;)
三玉亭、京屋、瓢亭、三徳亭・・・ひと息つくもよし、きつねうどんもありまっせ~

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また、登り・・・

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よッ!つつじだねっと四ツ辻へ。(^_^ゞ やっと辿り着いたお山巡りの起点。
十字路じゃ無いけれど四つ股に分かれています。ひとつは今来た道、本殿へ
戻ります。あと大杉社・眼力社・御膳谷奉拝所・枝道があって清瀧。薬力社・
御劔(みつるぎ)社(長者社神蹟)と回って一の峰上社(山頂)へと向かう
参道の入口、一の峰上社から二の峰中社・三の峰下社と降りてくる参道口。
要はぐるっと一周してくるので、どちらから入ってもここに戻ります。
もうひとつは、荒神峰(田中社神蹟)への入口。

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この四ツ辻は平らな広場で、お店もある休憩スポット。ここにある
「仁志むら亭」は、俳優の西村和彦さんの実家だったりします。

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それに、下界が見渡せるビューポイントでもあります。
今まで鳥居のトンネルばっかりだったので、開放感この上なし?ヽ(´∀`*)ノ

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・・・で、しばし休憩。この後どうするかを考えます。
お山巡りをするには、もうしんどい。(-。-;)

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と言うことで、一番らくちんそうな「荒神峰」へ向かうことに。(^_^ゞ
入口入ったらすぐに枝道があります。下り坂の誘惑に負けたら東福寺まで
行くハメになるw

荒神峰に登る途中の茶店に白狐ならぬ白いわんこちゃんが♪こっち見てる。

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四ツ辻からそれほど苦も無く到達できます。長い登りの石段だけど・・・

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ここがまた異次元、別世界? 何とも異様な空間でして・・・
雑然とも見える神の領域、信仰と欲望が渦巻いているようで
色んな“もの”が見えたり感じたりする人は立ち寄り難い空気感。
塚が集まった迷路。鬼ごっこや隠れんぼするには絶好♪(^_-)vオキラクナ
実際、相方の姿を見失って、ケータイで呼び出したり・・・

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無事、相方と合流。ここからはやっと下りです。

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結局お山巡りはまた今度に。三ツ辻に戻って、登ってきた道とは別の
御産場へ回る道で本殿に戻ることにします。

初めての伏見稲荷大社、もう1回だけ「戻り道」の記事が続きます。(^_^ゞ


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2014.5/11、伏見稲荷大社 荒神峰(田中社神蹟)にて。
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タカタカ

伏見稲荷は今も昔とそれ程変わっていないですね
述べ何度行った事か知れません懐かしく拝見させて頂きました。
by タカタカ (2014-05-29 16:14) 

路渡カッパ

★タカタカさん、ありがとうございます。
変っていないのでしょうね、それにしても面白いところでした。
何度行っても飽きないかも知れません。(d'∀')
by 路渡カッパ (2014-05-29 23:19) 

たいちさん

そうとう覚悟して、トレッキング装束で出掛けなければなりませんね。私も行きたいですが、体力が心配ですね。
by たいちさん (2014-05-29 23:43) 

路渡カッパ

★たいちさん、ありがとうございます。
普通ならそうでも無いのでしょうがね、観光地でもあることだし。
私の場合は少し足に問題があるのと、何たってひ弱ですから(^_^ゞ
全部回るにはそれなりに時間がかかるのは覚悟が要るかも。
by 路渡カッパ (2014-05-30 00:45) 

京男

おはようございます。
あの山はあまり好きになれないかも。
結構歩数が必要ですよね。
GPSがきかなかった場所がありました。
気が付いたら東福寺だったのには驚きましたよ。
by 京男 (2014-05-30 05:15) 

ヒロシ

ひぇ~ぇ、と驚きの境内です・・・
安易な気持ちでは参詣できそうにないですね
でも、今年中には伏見稲荷まで散歩に行く予定です(^_-)-☆
by ヒロシ (2014-05-30 06:42) 

駅員3

とても現実とは思えない雰囲気のある世界が広がっていますね。
まるで違う時空の世界に飛び込んだみたい(^^)
by 駅員3 (2014-05-30 07:50) 

路渡カッパ

★京男さん、こんにちは。
歩数は全部回って10000歩ほどだと思います。アップダウンがありますけど。
山の途中で間違えれば泉涌寺、東福寺に出てしまいますね。(^_^ゞ

★ヒロシさん、ありがとうございます。
山まで行くと予想以上にキツかったです。
楽しみにしていた門前町の散策ができませんでした。(^_^ゞ

★駅員3さん、ありがとうございます。
いたるところにお塚が乱立、雰囲気ありますよ〜。
こんな神社は他には無いかも知れませんね。(^_-)

by 路渡カッパ (2014-05-30 12:17) 

風来鶏

きつねと言えば、数年前に家の近くで姿を見掛けたり、鳴き声を聞いたことがありますが、最近何処に行ってしまったのでしょうか(^^;;
by 風来鶏 (2014-05-30 14:39) 

斗夢

拝見していて、頭が痛くなりました。
どこに行くのかわからなくなりそう^・^)
by 斗夢 (2014-05-30 15:18) 

sig

こんにちは。
境内の広さが27万坪とは・・・絶句。そこをよくぞ探索して紹介してくださいました。稲荷山の案内図をすごろくにして売り出したらどうでしょう。「1回休み」がたくさんほしくなりそうですが。笑
by sig (2014-05-30 15:25) 

g_g

拝見していると、地図を持って歩かないと迷路を通っている感じになりそうです、足の運動と思わないときついでしょうね。
by g_g (2014-05-30 16:04) 

路渡カッパ

★風来鶏さん、ありがとうございます。
き、きつねが〜ッ!どんなところにお住まいなんでしょうか(笑)
ウチはせいぜいイタチ、それも昔の話です。
野生の狐は京都の山でも出逢ったことありますよ♪

★斗夢さん、ありがとうございます。
行った時は脚が痛くなったのですが、帰ってからの写真整理は
頭が痛かったです。どこを写したのか分らなくなって・・・(^_^ゞ

★sigさん、ありがとうございます。
これで全行程の半分くらいかな?今回行けなかったところは、いずれまたリベンジしたいと思っています。
すごろくは面白いですね!四ツ辻では3回休みくらいしてましたけど・・・(^_^ゞ

★g_gさん、ありがとうございます。
一度行くと二度目はそうでも無いのでしょうが、
脇道が面白そうと本道を外したら、あらぬところに出そうです。(>_<)

by 路渡カッパ (2014-05-30 18:48) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

お稲荷さん、半端じゃないですね。。
体力もいるし、道に迷っちゃいそうな場所だし。。
マメに通って分かってしまえば、平気なのかな?
これがホントの、奥が深い。。。なのかな??(^▽^)

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-05-30 19:47) 

路渡カッパ

★横 濱男さん、ありがとうございます。
普通の神社とはひと味もふた味も違いました。
信仰の場なんだなというのを思い知らされたような・・・
表の顔は観光地なんですけどね。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2014-05-30 22:27) 

すー

おはようございます

四ツ辻まで、行かれましたか最後には汗をかいたのではないですか!
何度行っても新しい発見があるところでもあります。
外国の方も多かったのでは・・・日本人でも不思議なところ、外国の方々にはどのようにかんじているのでしょうね。
by すー (2014-05-31 04:40) 

路渡カッパ

★すーさん、おはようございます。
四ツ辻まででも結構疲れますね。(;´д`;)
ここも深いところですね、何度も行きたいです。
ネット口コミで外国人が選んだ日本の人気観光地、2位でしたもんね(1位は原爆ドーム)
この日は西洋系の観光客が目につきました。アジア系が少なかったのは意外です。ま、日本人と区別がつかなかったのかも知れませんが。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2014-05-31 10:27) 

Cazz

普通に観光とかで紹介されないようなところまで
ありがとうございます!ますます行きたくなりました。
朝から晩まで余裕ですごせそうですね。
下りの鳥居の写真がすごく目を惹き付けられました∧∧
異世界から下界へ続く出口の道みたいです。
by Cazz (2014-05-31 12:08) 

ため息の午後

一枚目のお稲荷さんは迫力がありますね。
すごく神様の存在を感じるような雰囲気が
漂い、背筋がピンと伸びそうです(笑)。
by ため息の午後 (2014-05-31 13:58) 

路渡カッパ

★Cazzさん、ありがとうございます。
千本鳥居ばかり取り上げられますが、一歩踏み込むと結構ディープな世界が・・・
観光地というより宗教的な神域の色合いが強いかも。
下りの鳥居、ホッとしましたよ。登りより楽ですからね・・・(^_^ゞ

★ため息の午後さん、ありがとうございます。
ほんとはね、手前のタンポポの綿毛を撮ったのですが、おキツネさんの迫力に負けましたね。(^_^ゞ

by 路渡カッパ (2014-05-31 23:07) 

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