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こけコレクト [こけテラ]

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苔を採集するにはお寺や日本庭園・・・これはイケません!
ルール違反です。つーか、犯罪。(^_^ゞ
地球の大好きな緑の着物は身近に発見することができます。

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最近は苔を求めてトコトコとバイクで山へ向かうことがよくあります。

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自然の中はとても素敵な苔フィールド。
木気(こけ)に被われた大地は嬉しそう・・・♪

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そんな木気をちょっぴり譲ってもらいます。

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時にはこんなコも現れて・・・何年ぶりだろ沢ガニなんて。

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嬉しくなってお家に招待しました。
古いガラス水槽を苔テラリウムに、カニさんのお部屋。
 追伸:カニさん逃げ出して行方不明。後日、本棚の間で発見
 ・・・干涸びた姿で(合掌)可哀相なことをしましたw(反省)

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昔、熱帯魚にハマっていた時期がありました。水槽も10本以上・・・
捨てきれず何本か残っているものを苔テラリウムにするつもり、
これは第1号、60センチのガラス水槽です。照明もそのまま。

↓ハイゴケの仲間かな?腐木に着いていたのでそれごと持って帰りました。
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↑ヒノキゴケ〔別名:イタチノシッポ〕
大型で房状の群落をつくる。お気に入りの苔です♪


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2016.10/22、苔テラリウム1号
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地球がみどりの着物をとても着たがっていたから [こけテラ]

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以前から魅力を感じていた「苔」、最近特に興味を覚え
鑑賞したり、集めたり育てたりするようになりました。

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苔とは・・・約4億5000万年前、まだ大気中にメタンガスなども多く
陸上には生物が存在しない地球に、海藻類から進化した原始的なコケ類が
植物としてはもちろん、生命体としてはじめて上陸を果たしたと
考えられています。
そんなコケ類、学術的には蘚苔類(せんたいるい)と呼ばれており、
大きくは、スギゴケなどに代表される苔類(たいるい)、ゼニゴケなどの
蘚類(せんるい)と、ツノゴケ類に分けられています。

写真は今年のお正月、毘沙門堂に初参りに行った時のもの。
今まで何気に見過ごしていた苔もじっくり見ると魅力的でした♪

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永瀬清子が詩集「あけがたにくる人よ」に「苔について」と題された
詩があります。一部、紹介すると(全文はこちらに)

『まだここには

水と土と雲と霧しかなかった何億年の昔

みわたしてもまだ泳ぐものも這うものも見当たらなかったおどろの時

濛濛の水蒸気がすこし晴れたばかりのしののめに

お前は陽と湿り気の中からかすかに生まれたのです

なぜと云って

地球がみどりの着物をとても着たがっていたから

いまでも私たちの傍らにどこでも見られる苔よ

お前は電柱の根っこにもコンクリの塀にも

いつのまにか青をそっと刷いているのね

まして街路樹の下の小さな敷物

敷石のあいだの細いリボン

わかるよ 地球の望み 地球のほしがるもの

冬になっても枯れもせず

年中おまえはしずかに緑でいる

人間はいつもそれをせっせとはがして道路やビルを造っているのに

でも苔は無言でつつましく

自分のテリトリーを守ろうとする

極微の建築をお前はつくる

描けば一刷毛か,点描でしかないのに

それでもお前は大きな千年杉のモデルなのよ』

〜中略〜

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『その天鵞絨(ビロオド)性に願いがしづしづと降ります

その精神的な敷物の上に 世に疲れた私が座りましょう

シノブゴケ,ホソバオキナゴケ,ヒノキゴケ,ムチゴケ,ジャゴケ,
ヤマゴケ,ハナゴケ,シトネゴケ,カモジゴケ,コバノチョウチンゴケ,
アオギヌゴケ,シラガゴケ,etc.

夕日がこの庭にさしてきて

木木の陰が 苔の上に長く曳かれます

我等三人のさまよう人の影も――

思っていて会えなかった今日の一日

私は幾億年の時を生きている者たちに逢い

そしてやがて去っていきます

負ける運命を背に負うて

しかもしばしを胞子のうにやどる その美しい露のようにと――』





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苔は日本に約1,700種、世界に約20,000種あるとも言われています。
光・水・空気のみで生息でき、土壌から栄養分を吸い上げる
必要がない為、根を持たず維管束もありません。
高等植物にはない生命力も感じますが反面、
種によって生育環境が異なり、僅かな環境の変化に影響される
デリケートな植物でもあります。

この極めて特殊な生態をもつ「苔」、
その世界観に魅力を感じ、癒されると同時に、興味津々。
苔テラリウムを中心に、小植物との付き合いをブログに残そうかと
「こけテラ」って新カテゴリーを設けました。
コケるかも知れませんが・・・(^_^ゞ

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2017.1/2、毘沙門堂にて。
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