龍がどうしたって? [うろうろ探訪]
四国旅行最後の目的地は「龍河洞」、思っていた以上に規模が大きく
楽しめました♪
龍河洞は秋芳洞、龍泉洞と並んで日本三大鍾乳洞に数えられています。
国の天然記念物および国の史跡。日本の地質百選に選定されている・・・
日本の鍾乳洞の中でも古くから知られた鍾乳洞観光地、折角だから
一度は見て置かないとね。
龍河洞のキャラクター、リューくん。これもやなせたかし作でした。
チャリでのお遍路さん、多く見られました。
この建物は、公衆トイレ。(^_^ゞ
駐車場から龍河洞へ行く路には、お土産屋さんが軒を連ねていました。
まるで門前通り、温泉街のような・・・古い観光地の味わい?
入り口まで行くには急な長い石段を・・・おっ!エスカレーター♪
貧脚な私らは迷わずエスカレーターへ!
ここで体力を温存したのが後々、ヨカッタと思えました。(^_^ゞ
洞入口もワイルド、冒険気分をそそります・・・
こちらは竜王神社、承久の乱により土佐に流された土御門上皇が入洞
された折り、錦の小蛇が現れ案内したとか。その蛇を祀っているとか。
上皇の龍駕(お乗物)が転じて、“龍河”の名称の起源とも言われています。
総延長は約4kmあるそうですが、一般観光コースは1km、
観光コースの長さは秋芳洞並みです。
他に冒険コース(要予約・要装備)なんてのもあるようです。
〈石花殿〉
序盤3分の1くらいは小川沿いの通路で、あまり鍾乳石や石筍が
見られませんが、洞窟探検気分にはなれます。
〈千仭(せんじん)の間〉
洞内で一番天井が高い場所、30mほどあるそうです。写真はその天井。
天井も高かったり頭上注意の場所もあったり、路幅も思いっきり
狭いところもあったりと、なかなか面白い。
〈雲の掛橋〉
鍾乳洞にはいろんな名前が付けられているのも楽しみのひとつ?(^_^ゞ
〈飛竜の滝〉
〈記念の滝〉
垂直に落下する飛竜の滝、雨があまり降っていなかったので水量は
それほど多くなかったです。
記念の滝は、11mで洞内最大。昭和6年にこの滝を発見した研究者
山内氏が、その思い出を残すために「記念の滝」と名付けられたとか。
〈前の千本〉
エイリアンの卵でもありそうですねぃ・・・
〈天降石〉
洞内最大の巨大な鍾乳石「天降石」。記念の滝のすぐ先にあって
広場のようになっています。記念碑もあり、ガイドさんが説明をされていました。
〈奥の千本〉
〈中間点〉くらげ石?
前の千本があれば、奥の千本もね。中間点まではスイスイ来れました。
〈裏見の滝〉
恨み・・・じゃなくてヨカッタ。鍾乳洞らしい光景ですね。
〈龍口〉
〈流礫棚〉
〈玉簾の滝〉高さ6m、幅4m。
〈双葉山のへそすり石〉
元横綱双葉山が昭和14年入洞の際、狭くておへそを擦りむいたそうで。
スリムな(?)私でも窮屈なところがありましたもん、小錦は絶対ムリ!
様々な鍾乳石、石筍(せきじゅん)、石柱やつらら状、幕状など
一堂に見られる場所もありました。
鍾乳洞はだいたい暗いですけれど、肉眼ではそれなりに見えるのに
写真に撮るのは結構難儀、ストロボを使うと手前の光が当たるところだけ
写って、影の部分は全く潰れてしまう。三脚立ててじっくり撮っていたら
半日洞窟から出て来れないかも。(^_^ゞ
手持ちで露光量を稼ごうと思えばシャッタースピードが遅くなって
ブレブレに。今回もほとんどストロボを使わず手持ちで撮りましたが、
そのままだと真っ暗けの画像なので後処理で増感しましたが、
難しいですね。
〈シャンデリア〉ん~、そうかなぁ?
〈鮭の石〉これは納得、そう見える見える。
〈七福神の館〉
〈七福神〉何となくそれっぽいけど、ムリがある?
〈万象殿〉
異様に創造された無数の石筍の集合が森羅万象の如くってことらしい。
僧正を囲んで、数人の僧侶が居並び読経をしているとも・・・?苦しい~
マリアさまにお釈迦さま・・・どこを見ればそう見えるのか??
終盤に差し掛かるところ、文字通り「しんどい」階段が延々と続きます。
途中、休憩できる場所もありますが・・・
洞窟内で峠!そう言えばエスカレーターに「出口はビル20階くらい上」
って書いてあった。あそこで石段を避けたのは正解だったかも。(^_^ゞ
さて、終盤に龍河洞のウリでもある先人の住居跡が・・・
約2000年前、弥生時代といえばもう平野に竪穴式住居、農耕が始まって
いたのに、こんな洞窟生活をしていた一族も居たんですね。
狩猟生活をしていたようで、獣骨なども発見されています。
部屋もいくつかありますが、きっと掘ったりせず適当に住みやすい場所を
探して住み着いたのかな。
明かりと暖をとり、調理もしたのでしょう炉跡もあります。山の中なのに
貝殻なども沢山あったとか、結構グルメな生活をしていたのかな。
水も豊富だし、その水汲み場と思われるところに土器の壷が2000年の間に
その約1/3が石灰華におおわれて残っています。
〈神の壷〉あちゃー、ボケボケ!
仕方がないので、パンフレットの写真を拝借↑
神の壷2世の実験も・・・
洞窟の発見が昭和6年、実験を始めたのが昭和12年。
当時の龍河洞保存会が、2000年前の『神の壺』と比べてみようと
壺を置きました。ちなみにこちらの壺は弥生時代のものではなくて、
昭和12年当時の物だそうです。
よく見ると100年も経たないのに、それなりに鍾乳石化してきてます。
「神の壷」と呼べるようになるには、まだまだ十数世代の人間が
神や仏にならないとね・・・。
神代の昔からなんて言うけれど、この洞窟が形造られたのは人類が
出現するずっとずっと前のこと・・・何て考えながら
「天の岩戸」って書かれた出口から現世に戻ります。(^_^ゞ
高低差60m、行程1km、普通なら30分ほどの一般コース。洞窟に入って
最初の1枚目を撮ったのが11:42、出口を撮ったのは12:39でした。
2015.9/23、龍河洞にて。
龍河洞には20年前に一度だけ行きましたが、エントランス部分はかなり変わったように感じます。洞窟の中の写真が美しく撮れてますね。苦労・苦心が窺われます。
by たいちさん (2015-11-26 18:12)
秋芳洞では車イスで一部ですが見学できました♪
なかなか見ることができないので、じっくりと見させていただきました(*^^)v
by ヒロシ (2015-11-26 18:23)
鍾乳洞は大好きで、結構あちこち行きましたね。
秋芳洞、龍泉洞は行きましたが、龍河洞は無いですね。
このブログを見て行ったことにしようかな?(^_^)
何故か洞窟に憧れを持ちます。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-11-26 21:57)
自転車お遍路さんありですか。
退職したらやってみたいです。
by しばちゃん2cv (2015-11-26 21:57)
雫が一滴一滴滴ってできた形ですね。
幕状。初めてみました。
それにしても山の腹の中。ビル20階分とは...
by orange (2015-11-26 22:38)
★たいちさん、こんばんは。
ボツ写真山盛りです。(^_^ゞ
カメラが良くなっても技術が無ければ難しいものですね、
デジタルだから少しは助かりますが・・・
★ヒロシさん、ありがとうございます。
いつかは車イスでも見学できるようになるかな。動く通路になったりしてね。
今は下手な写真で我慢してくださいね。(^_^ゞ
★横 濱男さん、ありがとうございます。
鍾乳洞、異次元の世界のようで面白いですよね。
地球の内蔵を探検するようで・・・
洞窟って何故かワクワクしますね。(^_-)v
★しばちゃん2cvさん、ありがとうございます。
お遍路、クルマでもバイクでもOKですが、
自転車って清々しくって良さそうですね!ヽ(´∀`*)ノ
★orangeさん、ありがとうございます。
何百万年も?気が遠くなるほど時間をかけて出来たカタチですね。
いろんな形になるのは不思議です。
洞窟の中に峠があるとは、思いませんでしたよ。アアシンド(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-11-26 22:59)
おはようございます。
階段だけならアウトですよね。
しかも中は当然歩き、しかもトイレ無し。(笑)
by 京男 (2015-11-27 07:10)
出口は20階上!?シェー!<(゚ロ゚;)>
なかなか巡りがいたっぷりですね~^^
今も生きてるって考えると鍾乳洞ってすごい☆
チャリでお遍路もOKなのかあ~^^;
by ちょいのり (2015-11-27 11:03)
鍾乳洞手不思議ですね自然が生んだ芸術のようでいろんな形に成るんですよね、秋吉台しか見た事が有りませんが結構中は涼しいですね、こちらでは富士山のお腹に洞窟があり見れますがかなり寒いですね。
by 馬爺 (2015-11-27 13:00)
★京男さん、こんにちは。
洞内の階段がキツかったです。どうないしょうと思うくらい。(^_^ゞ
★ちょいのりさん、ありがとうございます。
確かにかなり階段を上がりましたよ。
帰り道は階段だけでエスカレーターはありませんでしたから、膝にきましたよ。(^_^ゞ
最近はバスでお遍路とか、何でもありのようですね。
★馬爺さん、ありがとうございます。
鍾乳洞、結構あちこちにありますね。異様な空間が何とも面白いです。
ここは古代人が暮らしていたくらいだから、快適だったのでしょうね。(^_-)v
by 路渡カッパ (2015-11-27 14:34)
これは確かに同じ鍾乳洞でもケタ違いにすんごいところですね。天降石をはじめ、どれも息を飲む造形です。よく撮れましたですねぇ。
by 足立sunny (2015-11-27 19:25)
龍のモデルとなったのは、昔中国南部に棲息していた、体長7〜8メートル程の"人喰いワニ"だそうですね(^^;;
此処に、オオサンショウウオは棲息していないのかなぁ⁈
by 風来鶏 (2015-11-27 22:24)
おはようございます
昔、昔に行ったことがありますね。
その時のお土産屋さんの雰囲気は残っていますね。
エスカレータなど無かったような・・・
by すー (2015-11-28 04:36)
四国カルスト台地へ行ったことがありますが
こんな立派な鍾乳洞があるのに気がつかず通り過ぎてしまいました
残念!
by ロートレー (2015-11-28 19:42)
★足立sunnyさん、ありがとうございます。
日本三大鍾乳洞ってことですから、それなりに見応えはありました。
写真は失敗が多かったですけど・・・(^_^ゞ
★風来鶏さん、ありがとうございます。
龍=ワニ、ありえますね。黄檗山万福寺にはその原型とも言える
マカラ(摩加羅)が見られますもんね。
洞内にはいろいろな生物が生息しているようですが、オオサンショウウオはどうでしょうね。
★すーさん、こんばんは。
行かれてましたか、お土産屋さんはシャッターの閉まったところも
ちょこちょこありました。
エスカレーター、洞内にもつけて欲しいな・・・(^_^ゞ
★ロートレーさん、ありがとうございます。
四国カルストも日本三大カルストのひとつですね。
かなり広範囲にこんな地質があるのでしょうね。
by 路渡カッパ (2015-11-28 23:34)
すごいすごい。圧倒的なすごさですね。トップの写真はどうみてもティラノの牙だし、鍾乳洞の中は恐竜の胎内ですね。2000年前の神の壺を再現しようという昭和12年からの試み、2000年後は誰が見るのでしょうか。現代のロマンですね。
by sig (2015-11-29 13:40)
面白い鍾乳洞ですね。
石に名前が付いているだけで楽しめそうです。
鮭の石は凄い!!
by ANIKI (2015-11-29 15:55)
びっくりしました!
すごい所ですね。
しかし、ようまたいろんな名前をつけたもんですな(笑)
階段見てたら、私にはとても無理な見学コースで、ちょっと・・・・
by 風の友 (2015-11-29 17:17)
双葉山のへそすり石がおもしろかったデス
安全だとわかってはいても
洞窟内は暗いし狭いし滑りそうだし・・・やっぱ圧迫感あるし。。
ときどき「笑い」を挟んでくれると
緊張感がとけて、また先に進めそうです^^
by はなだ雲 (2015-11-29 17:20)
★sigさん、ありがとうございます。
恐竜の時代にタイムスリップしたような異空間ですね。
2000年後、想像もできませんが人類が間違いを犯さないかぎり
この洞窟は少し姿を変えただけで残っているのでしょうね。
★ANIKIさん、ありがとうございます。
鍾乳洞は何と言うか、自然の営みの凄さを感じます。
鮭の石を見たときは、素直に納得できましたよ♪
★風の友さん、ありがとうございます。
名前は協議の上つけられたのかな?
かなり無理矢理なところもありましたが・・・(^_^ゞ
見学コース、高低差60mはちょっとキツかったです。
★はなだ雲さん、ありがとうございます。
そうそう、ほっこりする場面でした。
ただココへ来る前に私でもおへそを擦りそうなところがあったのに
関取がよくぞこれたものだと感心しましたよ。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-11-29 18:25)
龍河洞は知りませんでした。
何回も行った事のある玉泉洞によく似ていますね!
by 駅員3 (2015-12-02 15:52)
★駅員3さん、ありがとうございます。
沖縄にも鍾乳洞はあるのですね、
何処もまあ、似たり寄ったりかも知れませんね。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-12-03 15:16)