別世界?石手寺。 [旅河童]
古刹でありながら幾つもの顔を持つ石手寺(いしてじ)、ラストです。
いろんな世界が垣間みれる博覧会のような? 異次元の空間へ迷い込む
ような・・・やはり石手寺は、噂に違わぬ珍スポットでした。
ただ、私の感じた結論を言うと仏教(真言宗)を真剣に考えられている
情熱のようなものを感じずにはいられません。
格式ばかりで観光寺院と成り果てている寺と違い、本来あるべき
仏教寺院としての役割を果たそうと努力されている気がします。
そして平和への願い、追悼の心を忘れない思いが詰まっているとも
感じます。
社会に対し問題意識も高く、人を救いたいと考えられておられる
のであろう住職の信念も強く、実際に戦争反対の座り込みハンガー
ストライキはやる、震災の現地に救援物資を届けると自らの身を
挺して八面六臂の活躍ぶりを聞き伝わる。
古刹の住職という地位に甘んじずその行動力には頭が下がります。
〈硫黄島平和の碑〉
さて、境内につづく山の麓にはまた不思議な空間が広がる。
硫黄島平和の碑をはじめ、除災鎮魂地蔵・天災受難の碑などが
置かれている。
中でも「パゴタ平和記念塔」は異彩を放っていました。
パゴダ (pagoda) とは仏塔(ストゥーパ:卒塔婆)を意味する英語。
日本ではもっぱら、ミャンマー様式の仏塔のことをいいます。
ここでは「ビルマ戦没者慰霊塔」となっている。
第二次世界大戦中、惨烈を極めたビルマの戦線で還らざる人となった
愛媛県で五千五百余柱、全国で十九万柱を数える英霊に捧ぐ・・・
外観はやはりユニーク。
上にも行ってみられるようなので・・・
この先にも堂宇が見えたので、行ってみる。
「?」人が訪れる気配がない・・・
天災人災供養尊、自殺者供養地蔵だろうか・・・
寺のパンフレットを見るとこのエリアは「供養世界」と書かれている。
まともなものとユニークなものが混在しているので混乱。
ここは倉庫?それともアトリエ?
まだまだ珍スポなネタはありそうやね・・・
!ッ 奥の天災受難の碑と並んでいる、これは・・・・?!!!
キ、キリスト像? 銀色の肌に金髪。しかもポーズが変やろ!
シェーッとも違うし・・・
「・・・・・」理解不能。
・・・軽い疲れを感じながら、それでも何か好感が持てる
四国霊場第51番札所 熊野山 虚空蔵院 石手寺と別れを告げました。
さて、四国と言えば四万十川を見ないとね、今まで幾度と無く
四国には来ていますが、四万十川には行けていませんでした。
で、次の目的地には四万十川沿いのルートを選んでドライブ♪
翼よ! あれが巴里の灯だ・・・ロドスタよ!あれが四万十の川だ!
・・・なんて、念願かなってリバーサイドドライブを楽しみます。
お昼ご飯は、どうせなら名前に「四万十」とついた道の駅がイイな♪
「四万十とおわ」はご覧のとおり、大渋滞。延々と国道に溢れる駐車場
待ちのクルマ!当然、右折では入れず。地元の人は困るやろなぁ。
こんな状態なので、20kmほど先の「四万十大正」へ向かいました。
それが功を奏してか、ここなら河原まで降りられそう♪
それで、夕べの残りのお好み焼きと、ここで買ったお寿司や飲み物を
清流・四万十川の河原でいただきました。(´ ▽ ` )ノ
イマイチ、清流って感じじゃなかったけれど・・・
戻る時にすれ違ったヨチヨチ歩きの女の子、お姉ちゃんが心配そう。
よいちょ、よいちょ、がんばれぇ、気ぃつけて。。。
それでは、もう少し四万十川沿いを走って、次は
私にとってメインとも言える目的地です。
2015.9/22、道の駅 四万十大正にて。
おはようございます
変わった? (興味ありますね!)お寺、四万十川・・・と楽しまれてますね(^_^)ニコニコ
by すー (2015-10-17 04:27)
ブリクシャアーサナ 片足立ちの木のポーズのようですね^^笑
お顔からは、やはりキリストを想像してしまいます。
大変な渋滞。でも、それを回避して清流に近づける場所に出られてよかったですね!
by orange (2015-10-17 09:05)
おはようございます。
このお寺、住職のパワーは凄い。
資金はどうしているのかな・・・なんて下世話なことを考えてしまいます。四万十川の天然鰻が食べたいな。
by 京男 (2015-10-17 09:09)
★すーさん、こんにちは。
面白い(興味深い)お寺で、身体より頭が疲れました。(^_^ゞ
ドライブ、天気が良くて気持ちも晴れ晴れでしたよ♪
★orangeさん、ありがとうございます。
ヨガをするキリストさん?修行を始められたのかな・・・キリストさんって金髪だったっけ。(^_^ゞ
次もあんな調子だったら路肩でお昼ご飯を覚悟してましたから、ラッキーでした♪
★京男さん、こんにちは。
なかなかの住職さんだと思います。
浄財を寄付、活動資金に使うと明記されていますし、仁王像などに無闇にお賽銭を置くことも注意されていました。
他の寺も見習うべき点は多いですが、珍スポアイテムは如何なものか・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-10-17 11:53)
パゴダは、以前の住職さんがビルマ方面への従軍経験があり、戦友や同胞の供養のために建てられた、と伺っております。
キリスト像は・・・、少なくとも私が住んでいたころにはありませんでした。びっくりです。
by 讃岐人 (2015-10-17 17:03)
★讃岐人さん、ありがとうございます。
以前の住職さん、今の住職のお父様かな。二代続いて社会的な活動をされているのは偉いですね。
アートで珍スポット的なところは今の住職さんの仕業かな・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-10-17 17:49)
異国情緒たっぷりの不思議なお寺ですね。
良い空気を吸いながら、四万十川の河原でお弁当・・
美味しいでしょうね
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-10-17 19:12)
キリスト像にみえるのですけど。
by しばちゃん2cv (2015-10-17 21:45)
★横 濱男さん、ありがとうございます。
不思議な多面性をもつお寺でした。
四万十川の河原でお弁当、本来なら叱られるのかも。誰も居ませんでしたもん。(^_^ゞ
★しばちゃん2cvさん、ありがとうございます。
でしょ、どう見てもキリスト像。
何故ここにあるのか、どうしてあのポーズなのかは謎。
by 路渡カッパ (2015-10-17 23:20)
石手寺は高邁なポリシーをお持ちなんですね。シェーはヨガのポーズでしょうか。念願の四万十川、実現できてよかったですね。それにしてもこの度のドライブはかなりの走行距離だったでしょうね。
by sig (2015-10-19 10:37)
☆sigさん、ありがとうございます。
シェーの像は何と申しますか・・・このお寺の不思議さを集約しているような。(^_^ゞ
ドライブとしては1000kmちょっと、3日間でですから楽勝でした。
by 路渡カッパ (2015-10-19 15:14)
ディープな3連作を堪能させていただきました。
不思議な世界でしたがアジアの仏教文化は本当はこんなインパクトで構成されているのかな~なんて気になってきました!
by ロートレー (2015-10-30 20:25)
★ロートレーさん、ありがとうございます。
仏教って意外と柔軟性がありますね、土着の宗教とも上手くやって行く。
アジアの各地域でもそういう姿が見られるようですが、その分、宗派も多いようで・・・
by 路渡カッパ (2015-10-31 17:17)