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万福寺でお茶かい

また1週間のご無沙汰、今年は駄目かと思っていた桜も何とか観ることができました。

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仕事でバタバタ、体調不良でぐだぐだ、昨日から花粉症が酷くてヒイヒイですw
在庫ネタもはけないまま・・・時期遅れのネタばっかり?(^_^ゞ

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先週の日曜、黄檗山萬福寺で家内のお友達(煎茶道の先生をされている)が
お茶会を催されるとのことで、ご招待を受けて・・・
恥ずかしながらこの歳まで本格的なお茶会、しかも煎茶道なんて初めて。
遅咲きのお茶会デビューです♪

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日本における煎茶道の開祖は、江戸時代初期に禅宗の一つである黄檗宗を
開いた隠元隆琦。全日本煎茶道連盟の事務局もこの黄檗山萬福寺内に置かれ、
同連盟の会長は萬福寺の管長が兼務することが慣わしとなっているとかで
まさに煎茶道の本拠地?ちょっと緊張しつつ不作法承知での参加です。

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やっぱ、私のスニーカーは場違い?(^_^ゞ

気軽なお茶席だから、煎茶道はお作法も難しくないから、楽しんで・・・
ってことでしたから来たものの、席が空く間にまずはお抹茶を一服って
それこそ茶道の作法なんて知りませんから!(汗)
ま、これも略式で結構。椅子席なのでってことでよばれてみました。
さて、本番のお茶席は・・・正座ができないことは伝えていたのですが
私だけ腰かけを用意してもらって、しかも男は私のみ・・・浮いてるやん!
それでも面白く、楽しみましたけど。(^_^ゞ

雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、折角なので散り始めた桜の花を
少しだけ楽しむことにしました。

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黄檗山萬福寺は宇治市にあって、黄檗宗の大本山。
中国、明の高僧であった隠元隆琦(いんげん りゅうき)和尚が、日本からの
度重なる招請に応じ、63歳の時に3年間の約束で来日。本国から帰国要請が
あったにもかかわらず、日本に留たいと考えた信奉者が幕府に働きかけ
この地に寺院を建立。結局、隠元和尚はここに骨を埋めることに。

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お寺を開くにあたり、隠元和尚は故郷福建省で住職をされていた寺名と同じ
「黄檗山 萬福寺(おうばくさん まんぷくじ)」と名付けました。
建築、仏像などは明時代末期頃の様式でつくられ、日本の多くの寺院とは
異なった空間を形成しています。本国では臨済宗の代表的な僧であった
隠元和尚ですが、日本では黄檗宗を開宗されます。
ちなみに、日本でいう「禅宗」は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類
されています。

この隠元和尚、さまざまな文化を日本にもたらしたとされています。
インゲン豆は有名ですが、孟宗竹(タケノコ)、スイカ、レンコンなども。
中国風精進料理である「普茶料理」も有名ですね。
私は、まだ食したことは無いのですが・・・


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境内は広くて見どころ満載なのですが、この日はゆっくりできなかったので
総門から三門までのエリア(拝観料要りません)だけ
また近いうちに境内、伽藍、仏像などゆっくり観に来たいものです。

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三門前の放生池(ほうじょうち)

夏になると一面、蓮に被われるそうです。蓮根を日本に伝えた隠元和尚の
お寺だけあって、境内参道にも蓮の鉢が数多く見られました。

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         三門

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春雨じゃ、傘もささずに写真撮っていたら、風邪ひいてしまった。(-。-;)

放生池周辺に小川を配した庭園が設えてあり、6月にはそこに蛍を放す
蛍放生会が催されるはずなんですが、情報がありません。やめられたのかな?

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桜の名所ではないので観光客も少なく、まったりと楽しめる穴場です。
ちなみにここのすぐ近くには、醍醐の花見で有名な醍醐寺があります。

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売店に入ってみると、年代物の箪笥や伏見人形が展示されてました(非売品)
こういうところでは撮影を断られることが多いので、お店の方に許可をもらうと
「なんぼでもどうぞ。」って♪並べ替えても構わないから気の済むように
撮って下さいと・・・どうやら相当お暇な様子、ひやかしでもイイから
話し相手が欲しいようでした。(^_^ゞ
ちなみにその方の話では平等院はえげつない人混みだったとか・・・
ここはこの通りのんびりですわ。って(笑)


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2014.4/6、黄檗山 萬福寺にて。
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コメント 14

ヒロシ

門前(?)までは行った記憶はあるのですが・・・
参詣はできなかったのかな?
ゆるりと茶を味わえるのも花見の席ですね(^_-)-☆
by ヒロシ (2014-04-12 04:29) 

京男

おはようございます。
私は普茶料理した知らないです。
宝物館に入院仲間がおられると思います。
その方が宝物ではないですが。(笑)
by 京男 (2014-04-12 06:05) 

g_g

お寺の散りゆく桜を見ながらお茶会、風流ですね。
by g_g (2014-04-12 08:12) 

すー

おはようございます

いいな、食べてみたいと前々から思っています。
昨日、友人と飲んでいる時にここのお寺の話題が出ました(^_^)ニコニコ
by すー (2014-04-12 08:31) 

斗夢

なにも知りませんでした。
黄檗山と隠元禅師という単語だけしか頭に入っていませんでした。
お恥ずかしい限りです>_<;)
by 斗夢 (2014-04-12 08:49) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

本格的なお茶会とは、緊張するし着ていくものが無いです。。(笑)
さくらは、やはり 漆喰の塀 には、バッチリ似合いますね。。
これぞ、日本・・・です。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-04-12 10:14) 

路渡カッパ

★ヒロシさん、ありがとうございます。
天気が良くて野点だったら気持ちよかったでしょうね。
万福寺、何かと見どころがあるので、また蓮の花の時期にでも
行ってみようと思ってます。('∇^d)

★京男さん、こんにちは。
普茶料理は一度食べてみたいのですがね、なかなか予算が・・・
煎茶道では外せないお寺ですね、今回お茶会に呼んで下さった
方のご主人はここの法衣を扱ってらしたとかです。

★g_gさん、ありがとうございます。
小雨模様だったのも風流なんですが・・・
お蔭で風邪を・・・(^_^ゞ

★すーさん、こんにちは。
盛り上がっていたのですね。( ^_^)/□☆□\(^_^ )
すーさんは、お茶席よりおちゃけ席?(笑)

★斗夢さん、ありがとうございます。
黄檗山と隠元禅師が結びつくだけましですよ。
私なんか、隠元和尚といえばインゲン豆か宇治川に架っている隠元橋くらいしか知りませんでしたから・・・(^_^ゞ

★横 濱男さん、ありがとうございます。
お茶会、みなさん着物だったらどうしようって家内も心配していましたが、
結局普段着で行きましたよ。着物姿は少なかったのでホッとしました。(^_^ゞ
漆喰の塀に映った桜の影が墨絵のようで、何とも和を感じたもので・・・

by 路渡カッパ (2014-04-12 12:06) 

はなだ雲

煎茶道の開祖が、インゲン豆のインゲン和尚さんだなんて
まったく知りませんでした、べんきょうになりました^^
春の雨に濡れて、お風邪ひかれましたか
花粉も、一時もう終わったかと思いましたが、またぶり返してきました~
お大事になさってください
by はなだ雲 (2014-04-12 16:38) 

路渡カッパ

★はなだ雲さん、ありがとうございます。
煎茶道ではもうひとり、売茶翁と言う方が万福寺で修業をされ全国に広めたので、祖と言われている場合があります。
風邪をひくのは久しぶり、花粉症は今までに無く酷くて・・・もうグチャグチャ(/・。\)
スギ花粉は終わったはずなので、また違う花粉なんでしょうね。気をつけます。
by 路渡カッパ (2014-04-12 18:21) 

たいちさん

「黄檗山 萬福寺には、新入社員研修で、数日泊りがけの修行をしたことがあります。その後、訪れていないので、再訪したいですね。
by たいちさん (2014-04-12 19:21) 

sig

本格的なお茶席で、よい経験をされましたね。桜の写真も素晴らしく、見入ってしまいました。「平等院はえげつない人混み」という表現が面白いです。
by sig (2014-04-13 00:49) 

路渡カッパ

★たいちさん、ありがとうございます。
座禅とかの修業をされてたのかな。新入社員研修でそういうのがあるのですね。
今ならまた違った目で見られるかも知れませんね♪

★sigさん、ありがとうございます。
う〜ん、完全に浮いていたような・・・(^_^ゞ
ま、一度経験しておけばね。次からは楽しめるでしょう?
えげつない・・・関西弁のえげつな〜い表現ですね(笑)
これって標準語に訳しようが無いかも。訳しているのもどことなく違うしね。結構軽くも重くも使う言葉です。

by 路渡カッパ (2014-04-13 10:26) 

yumeyunta

桜も椿もお寺もすべてあでやかで潤いがあります。
すてきです。
作法は知りませんが、抹茶は好きです。
by yumeyunta (2014-04-16 22:39) 

路渡カッパ

★yumeyuntaさん、ありがとうございます。
私も抹茶、おうすは好きです。本格的な煎茶、玉露は初めてでしたが、目からウロコ、美味しいものでした♪
作法は、適当にでもいけたような・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2014-04-17 11:50) 

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