我庭花録「七月・文月」 [in My お庭]
我が家の庭には7月・夏に咲く花が少ないことを改めて思い知った。(^_^ゞ
8月はもっと少ない?・・・もう「我庭花録」はムリかな。
カンナ〈カンナ科〉
姫檜扇水仙(ひめひおうぎずいせん)〈アヤメ科〉・モントブレチア
檜扇って、ひな人形のお姫様がもっている扇がそうですね。
花の名前では「檜扇」「檜扇菖蒲」「姫檜扇」そしてこの「姫檜扇水仙」と
アヤメ科によく使われています。
カンナも姫檜扇水仙も6月から咲き始めて、今でも咲いています。
どちらも球根で殖える植物だけれど、実もできます。姫檜扇水仙は
カンナの実はこんなのね。「カンナさーん!」って感じ?(^_^ゞ
ハマユウといえば・・・どっち?
印度浜木綿(いんどはまゆう)〈ヒガンバナ科〉アフリカハマユウが正式名。
どう見ても白百合みたいだけれど、花は彼岸花のような咲き方をする。
こちらが、
浜木綿(はまゆう)〈ヒガンバナ科〉・別名:浜万年青(はまおもと)
木綿と書いて、(もめん)じゃなく(ゆう)と読むのは、
まだ木綿が伝わらなかった時代に楮(こうぞ)の木の皮から作った白色の繊維を
神事などに使っていた。その布のことを「ゆふ」と言って、「木綿」の漢字が
あてられたと言うことなのだが・・・あまり納得できる説明ではないですね。
ただ、神事に使われるヒラヒラした白くて細長い紙、そのイメージはあります。
白粉花(おしろいばな)〈オシロイバナ科〉・別名:夕化粧(ゆうげしょう)
この花の名前は・・・熟して乾燥した黒いタネをつぶしたことがある人なら
分かりますよね。中から化粧に使うおしろいのような白い粉が出てきます。
この名付け親は江戸時代の儒学者、貝原益軒先生。なんだそうです。
ちょっと艶っぽい?別名の「夕化粧」の由来は、その名の通り、夕方から花を
開いて翌朝まで咲いていて、午前中にはしぼんでしまう一日花だからなんです。
花色は赤、白、ピンクの他、黄花もあります。ウチにあるのは咲き分けなので、
赤白ピンク、絞り咲きも一斉に見られます♪
ところで貝原益軒(1630-1714)の著書の中でも一度は読んでみたいのが
83歳の時に執筆した『養生訓』ですかね。現代にも通じる納得の健康法が
書かれている?(^_^ゞ
長寿を全うするための身体の養生だけでなく、心の養生も説いている。
益軒はこれを執筆した年に糟糠の妻を亡くし、翌年、自らも84歳の天寿を
全うし没している。そんなことを思うと一層重みを感じますね。
「医は仁術なり」って言葉は『養生訓』に出てくる言葉。病は気からとか
腹八分目、酒は少量にして喫煙は害なんてこともこの時代に諭している。
薬の害や歯を大事にすれば長生きできるとか・・・自身も84歳にして
虫歯が1本も無かったようで。(^_^ゞ
とにかく今のしょうもない健康本より面白そうだ♪
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こんなのもあります。ジョージ秋山のマンガ♪
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益軒は養生訓のみならず、著書で多くの名言を残していますね。調べてみて!
いちいちなるほどと思えるのは、日本人の精神構造の根源にあるものだからかな。
白粉花は何気なく見ていますが、こういう撮り方があるんですね!
by 斗夢 (2017-08-05 04:42)
こんにちは。
透明感のある写真がいいですね。
こういう写真、憧れなんです。
「養生訓」昔風でも十分通じるでしょうね。
特に心構えが。西洋医学ではパーツ修理がかりで心のケアが弱い。
by 京男 (2017-08-05 17:48)
確かに、夏の花は、少ないですね。とは言うものの沢山咲いていますね。我が家には、柴犬の「はな」がいて、癒してくれますね。
浜木綿(はまゆう)と聞けば、宝塚歌劇時代の浜木綿子を思い出します。実際に宝塚で観劇したもので。
by たいちさん (2017-08-05 18:34)
夏の花は少ないですね。
ハマユウまで咲いているんですか。。
わが家の方も、近くにハマユウが咲いてます。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-08-05 19:18)
★斗夢さん、ありがとうございます。
オシロイバナ、最近買ったカメラFujifilm X-T20での試し撮りでした♪
★京男さん、こんばんは。
後半の写真は新しいカメラで撮りました。割と思った通り撮れたかな。
「養生訓」京男さんがいつもおっしゃってること、実践されていることばかりのような気がします。(*^^)v
★たいちさん、ありがとうございます。
はなちゃんは、一年中癒してくれますね♪
宝塚現役の浜木綿子さん、かなり以前のことですよね・・・(^_^ゞ
★横 濱男さん、ありがとうございます。
ハマユウ、葉っぱが大きくて邪魔になってますが、放ったらかしでも毎年花を咲かせてくれます。(⌒-⌒)ニコニコ
by 路渡カッパ (2017-08-05 22:29)
おはようございます
自宅の庭だから撮れる花たちの詳細の写真ですね。
ピントもばっちりですね。私はどうもピントが(-。-;)
そうですよね、ただ長生きすればいいのではなく、健康で元気で長生きここが大切ですよね。
by すー (2017-08-06 04:35)
庭に咲く花の名や由来と本の説明
分かりやすく勉強になりました(*^ー^)ノ♪
by ヒロシ (2017-08-06 08:03)
ジョージ秋山のほうの「養生訓」
読んでみたいです
夏に咲く花は浴衣姿の美女と
イメージがなんとなくダブります♪
by はなだ雲 (2017-08-06 11:42)
★すーさん、こんばんは。
ハマユウから下の写真は新しいカメラで撮りました。まだ慣れてませんが・・・
「養生訓」には幸せな生き方まで書かれていますね♪
★ヒロシさん、ありがとうございます。
貝原益軒が白粉花の名付けの親だとは知りませんでした。
で、養生訓まで脱線してしまって・・・(^_^ゞ
★はなだ雲さん、ありがとうございます。
「養生訓」を取り上げた作家がジョージ秋山というのも意外です。「浮浪雲」は好きなマンガだけれど♪
浴衣の柄は夏模様ですもんね。(⌒-⌒)ニコニコ
by 路渡カッパ (2017-08-06 18:36)
素敵な写真が並びましたね〜ここまで綺麗な花を
この辺では見る事が出来ません・・・さすが京都。
浜木綿子・・・最近見ていませんが綺麗ですね?
別件ですが、どうも長生き出来そうもないですわ・・・
by Hide (2017-08-06 23:08)
★Hideさん、ありがとうございます。
浜木綿子さん、息子さん(香川照之)の方が有名になりましたね。
長生き、今からでも『養生訓』に習うとか・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2017-08-07 11:45)
貝原益軒の養生訓をよく読んで、84歳までは、生きていたいですね。
by kohtyan (2017-08-07 19:07)
貝原益軒が84歳で虫歯が一つも無かったというのは、
ちょっとびっくりです。
アウシュビッツ収容所で生き残った精神医のフランクルが書いた本
「死と愛」で食事が粗末だったため、収容者で虫歯になる人がいなかったと書いてありましたが、貝原益軒も粗食だったんじゃないかな?!
そんなことより夕化粧の花は、ステキですね。
by 風の友 (2017-08-07 21:47)
★kohtyanさん、ありがとうございます。
江戸時代の平均年齢を考えると84歳って相当長生きでしょうね。
しかも83歳で養生訓を執筆、バリバリの現役だった訳で・・・あやかりたいものです。(´ ▽ ` )ノ
★風の友さん、ありがとうございます。
益軒の言葉には粗食、少食をすすめる言葉が多いですね。
それより「老後一日楽しまずして、虚しく過ごすは惜しむべし。老後の一日、千金にあたるべし。」なんて言葉も残してます。
私もこんな言葉が心に響く年頃になったのかな・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2017-08-08 11:25)
ハマユウ。オシロイバナ・・・好きな花です。
昨日今日と涼しくて大助かりです。雨があったせいですが、このあとまた暑くなりそうです。
by sig (2017-08-11 10:17)
★sigさん、こんばんは。
まだまだ暑い日は続くでしょうね、日中、外に出ると身体が悲鳴を上げそうです。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2017-08-11 22:45)