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土木遺産隧道三昧、その2 [レトロ建築]

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近代土木遺産と言っても、ここは現役バリバリ『蝉丸跨線橋』。
大正10(1921)年に竣工したもので、土木遺産ランクB。

何か古城か要塞のような煉瓦建造物で、見応えがあります。

FUJI0330.jpg

この年、同時に東山トンネル・新逢坂山トンネルが竣工して
東海道線は新路線(現在のルート)となります。

これは、上を京阪電車京津線が走る跨線橋(こせんきょう)として
造られたもので、下を今もJR東海道線が走っています。
京阪電車が少し斜めに交差するからでしょうか、入り口がずらされて
いますね。この100メートルほど先に新逢坂山トンネルがありますが
その入り口はずれずに並んでいます。デザインもほぼ同じなんですが
コチラの方がカッコいい♪(^_^ゞ

FUJI0343.jpg

1970年に京都-草津間の複々線化が完成、今の姿になりました。
向こうに見えるのが新しく出来たトンネルです。

FUJI0338.jpg

それにしても重厚で素晴らしい煉瓦建造物。
汚れ放題なのが残念ですが・・・
ケルヒャーで洗ったら綺麗になるかな?(^_^ゞ

FUJI0348w.jpg

ここまで来て、新逢坂山トンネルの東口を見なかったのは片手落ち?
短時間しかいなかったから、上を走る京阪電車もトンネルを抜ける
JR電車も撮れなかったし。

またしてもリベンジですかね・・・
旧逢坂山隧道の東口は見て来たのですが。(^_^ゞ


FUJI0334.jpg
2015.12/5、蝉丸跨線橋にて。
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コメント 16

orange

お味わいのある色ですね。
今も使い続けられているとは。驚きです。
振動もあるでしょうに。
by orange (2016-01-10 00:52) 

ちょいのり

跨線橋の上の部分の重厚感素敵です!(*´д`*)
いいとこいっぱいあって羨ましいなあ~。

by ちょいのり (2016-01-10 01:29) 

ヒロシ

気になる煉瓦トンネル、リベンジをお願いしますヽ(^o^)丿
by ヒロシ (2016-01-10 08:08) 

はなだ雲

これと似たトンネルが近くにあったかも
信濃町か四ツ谷あたり・・?
試しに、ケルヒャーで洗ってもらいたい気もするけど
味わいがなくなっちゃうかなぁ
by はなだ雲 (2016-01-10 11:16) 

たいちさん

京津線の開業の逸話は面白いですね。
ケルヒャー(高圧洗浄機)という言葉を初めて知りました。有難うございます。
by たいちさん (2016-01-10 12:11) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

確かに、煉瓦を綺麗に洗いたいですね。
綺麗になったら美しい姿になるでしょうね。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-01-10 13:01) 

路渡カッパ

★orangeさん、ありがとうございます。
丈夫なものですね、煉瓦。さすが3番目の子豚!(^_^ゞ
歴史を感じるのはいいのですが、ちょっと汚れ過ぎ?

★ちょいのりさん、ありがとうございます。
西洋文化を参考に、一生懸命だったのでしょうね。
よく残してくれたものだと思います♪

★ヒロシさん、ありがとうございます。
近いからまた行けると思います。
ちゃんと下調べしてからね・・・(^_^ゞ

★はなだ雲さん、ありがとうございます。
関東、東京には煉瓦建造物が多く残っているはずなんですが、
震災と戦災を乗り越えたものはね。(^_-)v
そこなんですよね、味わい・・・歴史の足跡も洗い流されてしまっては寂しいですしね。

★たいちさん、ありがとうございます。
待ちきれなかったのでしょうね、半年ほどだと思うのですが
乗客は歩いて乗り替え?
ウチで洗車やブロック塀の洗浄に使っているものだから、つい。
効果は凄いはずですが・・・(^_^ゞ

★横 濱男さん、ありがとうございます。
あまりピカピカにしてしまってもどうかと思うのですが、
このままだとちょっと汚れ過ぎ、この先にある新逢坂山トンネルは
もっと汚れてますけど・・・

by 路渡カッパ (2016-01-10 17:57) 

京男

おはようございます。
こうやって外観を観るのははじめてです。
いつもは、トンネルを列車で通るだけですからね。
煉瓦造りをいまでも使われているとはすごいことですね。
by 京男 (2016-01-11 08:27) 

路渡カッパ

★京男さん、おはようございます。
東海道本線、かなり過密ダイヤだと思うのですが、よく持ちこたえているものですね!
by 路渡カッパ (2016-01-11 11:15) 

Hide

土木遺産は実に素晴しいですね!
まるで煉瓦で造られた古城にも見えます。
橋梁の図面は何度もトレースしましたがトンネルは?
by Hide (2016-01-12 14:46) 

風来鶏

ケルヒャーで洗ってから、回転ブラシで磨かないといけないかな(^^;;
by 風来鶏 (2016-01-12 19:07) 

路渡カッパ

★Hideさん、ありがとうございます。
土木遺産、これからも保存して欲しいものです。
そう言えば橋梁も素晴らしいものが沢山残っていますね♪

★風来鶏さん、ありがとうございます。
あまりピカピカにしてもね、風格が無くなったりして。(^_^ゞ

by 路渡カッパ (2016-01-12 22:44) 

sig

この煉瓦建造物はすばらしいです。レンガフェチでなくても完全に魅了されました。写真がまたすばらしいものね。
by sig (2016-01-19 19:17) 

路渡カッパ

★sigさん、こんばんは。
この建造物はイイですね、95年間働き続けているのは凄いです。
アングルが取れなくて、同じような写真ばかりで済みません。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2016-01-19 21:13) 

橋梁学会

<<ちなみにこの跨線橋の工事が遅れたため、京津線はこの区間約100mを徒歩区間として京都側、大津側を別運行することで開業したようです。
とありますが、京津線の開業は1912年、蝉丸跨線橋は1921年の竣工です。おかしいとは思いませんか?

by 橋梁学会 (2019-08-01 16:45) 

路渡カッパ

★橋梁学会さん、ありがとうございます。
ご指摘の通り「この跨線橋」というのは誤りでした。申し訳ないです。
1912年京津線開業時、この跨線橋ではなくもう少し京都寄りの位置で官設鉄道(現JR)東海道本線と立体交差部があったようです。その工事が遅れたため約4ヶ月間、徒歩区間がありました。
「この跨線橋」は1921年の東海道本線ルート変更のため、新逢坂山隧道開通と共にできたというのが正解のようです。
参考にした複数のサイトの記述を鵜呑みにした私のミスでした。ご免なさい。(/・。\)
by 路渡カッパ (2019-08-03 12:08) 

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