世界遺産・宇治上神社 [うろうろ探訪]
これでも?って付けたいような世界遺産ですが。(^_^ゞ
宇治上神社はユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の一つとして、
境内地やその建物、後ろの木々の景観全てを含め世界遺産に登録されています。
京都市・宇治市、滋賀県大津市の17か所の寺社で構成される「古都京都の
文化財」の中でも最も規模が小さく、訪れる人も少ないのではないかな。
〈門〉まるで山寺の山門のよう。
門も、境内も「えっ?」と思うくらい規模が小さいです。
ただ、ここの本殿は現存最古の神社建築であることが証明され、拝殿と共に
国宝に指定されています。それに無料でお参りができる世界遺産は
西本願寺と、この神社だけなんだそうです。
〈拝殿〉(国宝)
ちょうど訪れた日(3/22)は、2年がかりで行われていた本殿と拝殿の
修復工事の完了を祝う竣工奉祝記念祭が営まれていました。
そのためか結構、拝観者の姿も多かったです。
〈桐原水〉
手水舎の中に入っていくと、水溜まり?。お参りをする際の手洗水として
使われてきた湧き水で、宇治七名水として唯一現存しているものです。
ただ、名水と言っても今は飲み水としては適していないとか・・・
〈拝殿〉(国宝)
神社の規模から考えると立派な拝殿で、建築様式も今まで観たこと無いような。
この神社、創建、変遷の詳細は不明なんだそうです。
拝殿は本殿よりやや新しく、近年の年輪年代測定調査により鎌倉時代前期に
伐採された桧が使用されていることが解り、鎌倉初期の貴重な建物遺構で
神社の拝殿としては現存最古のものだとか。
その建築は寝殿造であり、神社建築というよりもむしろ住居建築としての
性格が強いという、珍しい拝殿ということで注目されています。
〈盛り砂〉
拝殿前に盛られた円すい形の砂山。上賀茂神社などと同じようですが、
上賀茂神社の立砂の場合は神の依代とされていますが、こちらのは清め砂
として盛られています。
〈拝殿〉裏から
この日は拝殿の後ろに舞台が設けられ、八坂雅楽会による舞楽の祝いの演目
「蘭陵王」が奉納されたようですが、時間が合わなかったのか観ていません。
拝殿から本殿を見上げると・・・神社っぽくない?(^_^ゞ
当社の起源は明らかではありませんが、延喜式神名帳(927年に編纂された
全国の神社一覧)には記載が確認されているから、それ以前に創建された
ことは確実なようです。
のちに1053年に鳳凰堂が藤原頼通によって建立されると、その鎮守社として
整備されたと考えられています。
宇治上神社のすぐ手前に宇治神社がありますが、明治時代までは宇治神社を
離宮下社、宇治上神社を離宮上社として、二社合わせて宇治離宮明神と
呼ばれていました。離宮といわれるのは、かつてこの地に応神天皇の子である
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の居住があったとされているためです。
ご祭神は菟道稚郎子、その父の応神天皇、兄の仁徳天皇が祀られています。
ちなみに応神天皇の皇子・菟道稚郎子は、天皇に寵愛され皇太子に立て
られたものの、異母兄・大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るべく
自殺したという美談で知られています。
本殿(国宝)
年輪年代測定調査を行った結果、平安時代後期に伐採された木材が使われて
おり、1060年頃に造られた現存する日本最古の神社建築であることが
裏付けられました。
見えているのは覆屋(おおいや)であり、この中に左殿、中殿、右殿と
三つの社が横一列に並んでいます。格子障壁を通して覗けます。
内殿は左殿(向かって右)に菟道稚郎子命、中殿に応神天皇、
右殿(向かって左)に仁徳天皇が祀られており、中殿は独立しているが
左殿、右殿の側壁や屋根は覆屋と一体化していて通常の覆屋とは構造が
異なっているようです。
修復されたばかりということもあってか、流造、檜皮葺きの屋根は美しい
スロープを描いていました。
さて、回りを見渡すと・・・
末社・左〈住吉社〉、右〈香椎社〉
摂社・〈春日神社〉(重文)
〈厳島社〉
〈武本稲荷社〉
〈天降石/岩神さん〉
磐境信仰による創祀という説もある。積まれている小石は参拝者が
お願い事をして積んでいったものです。
むふふ、私的に一番の目的はこれだったりして・・・(^_^ゞ
ここの変りみくじは「うさぎ」なんですね。
そもそも宇治って地名、昔は「菟道」うさぎのみちって書いて「うじ」って
読みました。
それにだいたいご祭神が菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)ですもんね。
だからかな、ここの駐車禁止の看板も、うさぎちゃん♪
ゲッ!あかんのちゃうん!!・・・しかも、あんまり見かけん外車やなぁ。
このクルマから降りてこられたのは、ここの宮司さん?どうやらこの看板、
関係者の車を停めるために一般車両を駐禁にしているのかも。マギラワシイ
それにしてもこのクルマですが・・・何なん?
これって、クライスラー・クロスファイアロードスター。
アメリカンな外観ですが、中身はメルセデスベンツの初代SLK320(R170型)。
ドイツのカルマン社が生産したもので、エンジンは3.2L ベンツM112エンジン V6。
確かSLKには無いはずの電動開閉ファブリック製ソフトトップが用意されている。
布幌です♪さすがアメ車?中身はドイツ車なので安心?燃費も8.5km/L。
中古車の価格帯を見ると新車の軽四より安いかも・・・ただし年式は
2004、5年だから10年もの。結構面白いブツだと思いませんか?(^_^ゞ
2015.3/22、宇治上神社にて。
宇治上神社はユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の一つとして、
境内地やその建物、後ろの木々の景観全てを含め世界遺産に登録されています。
京都市・宇治市、滋賀県大津市の17か所の寺社で構成される「古都京都の
文化財」の中でも最も規模が小さく、訪れる人も少ないのではないかな。
〈門〉まるで山寺の山門のよう。
門も、境内も「えっ?」と思うくらい規模が小さいです。
ただ、ここの本殿は現存最古の神社建築であることが証明され、拝殿と共に
国宝に指定されています。それに無料でお参りができる世界遺産は
西本願寺と、この神社だけなんだそうです。
〈拝殿〉(国宝)
ちょうど訪れた日(3/22)は、2年がかりで行われていた本殿と拝殿の
修復工事の完了を祝う竣工奉祝記念祭が営まれていました。
そのためか結構、拝観者の姿も多かったです。
〈桐原水〉
手水舎の中に入っていくと、水溜まり?。お参りをする際の手洗水として
使われてきた湧き水で、宇治七名水として唯一現存しているものです。
ただ、名水と言っても今は飲み水としては適していないとか・・・
〈拝殿〉(国宝)
神社の規模から考えると立派な拝殿で、建築様式も今まで観たこと無いような。
この神社、創建、変遷の詳細は不明なんだそうです。
拝殿は本殿よりやや新しく、近年の年輪年代測定調査により鎌倉時代前期に
伐採された桧が使用されていることが解り、鎌倉初期の貴重な建物遺構で
神社の拝殿としては現存最古のものだとか。
その建築は寝殿造であり、神社建築というよりもむしろ住居建築としての
性格が強いという、珍しい拝殿ということで注目されています。
〈盛り砂〉
拝殿前に盛られた円すい形の砂山。上賀茂神社などと同じようですが、
上賀茂神社の立砂の場合は神の依代とされていますが、こちらのは清め砂
として盛られています。
〈拝殿〉裏から
この日は拝殿の後ろに舞台が設けられ、八坂雅楽会による舞楽の祝いの演目
「蘭陵王」が奉納されたようですが、時間が合わなかったのか観ていません。
拝殿から本殿を見上げると・・・神社っぽくない?(^_^ゞ
当社の起源は明らかではありませんが、延喜式神名帳(927年に編纂された
全国の神社一覧)には記載が確認されているから、それ以前に創建された
ことは確実なようです。
のちに1053年に鳳凰堂が藤原頼通によって建立されると、その鎮守社として
整備されたと考えられています。
宇治上神社のすぐ手前に宇治神社がありますが、明治時代までは宇治神社を
離宮下社、宇治上神社を離宮上社として、二社合わせて宇治離宮明神と
呼ばれていました。離宮といわれるのは、かつてこの地に応神天皇の子である
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の居住があったとされているためです。
ご祭神は菟道稚郎子、その父の応神天皇、兄の仁徳天皇が祀られています。
ちなみに応神天皇の皇子・菟道稚郎子は、天皇に寵愛され皇太子に立て
られたものの、異母兄・大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るべく
自殺したという美談で知られています。
本殿(国宝)
年輪年代測定調査を行った結果、平安時代後期に伐採された木材が使われて
おり、1060年頃に造られた現存する日本最古の神社建築であることが
裏付けられました。
見えているのは覆屋(おおいや)であり、この中に左殿、中殿、右殿と
三つの社が横一列に並んでいます。格子障壁を通して覗けます。
内殿は左殿(向かって右)に菟道稚郎子命、中殿に応神天皇、
右殿(向かって左)に仁徳天皇が祀られており、中殿は独立しているが
左殿、右殿の側壁や屋根は覆屋と一体化していて通常の覆屋とは構造が
異なっているようです。
修復されたばかりということもあってか、流造、檜皮葺きの屋根は美しい
スロープを描いていました。
さて、回りを見渡すと・・・
末社・左〈住吉社〉、右〈香椎社〉
摂社・〈春日神社〉(重文)
〈厳島社〉
〈武本稲荷社〉
〈天降石/岩神さん〉
磐境信仰による創祀という説もある。積まれている小石は参拝者が
お願い事をして積んでいったものです。
むふふ、私的に一番の目的はこれだったりして・・・(^_^ゞ
ここの変りみくじは「うさぎ」なんですね。
そもそも宇治って地名、昔は「菟道」うさぎのみちって書いて「うじ」って
読みました。
それにだいたいご祭神が菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)ですもんね。
だからかな、ここの駐車禁止の看板も、うさぎちゃん♪
ゲッ!あかんのちゃうん!!・・・しかも、あんまり見かけん外車やなぁ。
このクルマから降りてこられたのは、ここの宮司さん?どうやらこの看板、
関係者の車を停めるために一般車両を駐禁にしているのかも。マギラワシイ
それにしてもこのクルマですが・・・何なん?
これって、クライスラー・クロスファイアロードスター。
アメリカンな外観ですが、中身はメルセデスベンツの初代SLK320(R170型)。
ドイツのカルマン社が生産したもので、エンジンは3.2L ベンツM112エンジン V6。
確かSLKには無いはずの電動開閉ファブリック製ソフトトップが用意されている。
布幌です♪さすがアメ車?中身はドイツ車なので安心?燃費も8.5km/L。
中古車の価格帯を見ると新車の軽四より安いかも・・・ただし年式は
2004、5年だから10年もの。結構面白いブツだと思いませんか?(^_^ゞ
2015.3/22、宇治上神社にて。
趣きのある神社ですね
by 大和 (2015-04-11 02:02)
恥ずかしながら、宇治上神社は名前すら知りませんでした。
by 斗夢 (2015-04-11 05:02)
宇治上神社、荘厳な雰囲気に満ちた素晴らしい神社ですね。
特に本殿が何とも言えません。こんな社は初めて見ました。
いつか機会があったら行ってみたい神社ですね。
by kemm (2015-04-11 05:20)
上賀茂神社も雰囲気変わりましたね。昔は観光客もほとんどなくひっそりとして趣があったんですが。まぁ仕方がないか。平等院もリニューアルしたし、暖かくなったら宇治に行こうっと。
by シルフ (2015-04-11 07:25)
境内へと渡る橋の段差で、一度は参詣を諦めた神社です
車椅子に気付いた関係者の誘導で裏門から境内へと入り
拝礼と暫しの憩いを楽しんだ空間でした(*^^)v
by ヒロシ (2015-04-11 10:00)
★シルフさん、ありがとうございます。
近くに駐車場がありませんね、巫女さんにも訊ねてみましたが
コインパーキングでと言われました。
ただ、観光地料金+土日料金でまったりと観光してられませんw
興聖寺、知らなかったんです。先日友人に教えられて、機会があれば
ぜひ行ってみたいと思ってます。
重森三玲、これも良い情報をありがとうございます。φ(..)メモメモ
★大和さん、ありがとうございます。
世界遺産ですが、小さい神社で驚きました。(^_^ゞ
★斗夢さん、ありがとうございます。
でしょうね、名前を聞いても世界遺産だとは分かりませんもんね。
★kemmさん、ありがとうございます。
かなりマニアックな神社ですね。
平等院のような華麗さは微塵も無く。(^_^ゞ
歴史的建造物を見学するって意味合いでは貴重かも知れません。
★シルフさん、ありがとうございます。
上賀茂神社、行けば必ず結婚式と遭遇します。(^_^ゞ
奥に行くとまだパワースポット的ではありますが。
今、宇治川は塔ノ島がまだ工事中、風景が台無しです。
★ヒロシさん、ありがとうございます。
そうでしたか、修復工事ついでにバリアフリーも整備したら良いのにね。
世界遺産をうたうなら、そのへんがお粗末ですね!
by 路渡カッパ (2015-04-11 10:13)
最近はスルーしてたのですが、
修復工事してたんですね。
平等院の藤の帰りに行ってみようかな…^^
by かずのこ (2015-04-11 10:34)
こんにちは。
最近、油をかけるというニュースがありますね。
こういう所もセキュリティーなんてことになるのかな・・・いやな時代ですね。
by 京男 (2015-04-11 11:23)
★かずのこさん、ありがとうございます。
綺麗になっていましたよ。つか、その前を知りませんが・・・(^_^ゞ
平等院の帰りなら、ほっこりするかもです。人が少なくて♪
★京男さん、こんにちは。
ここなんて、めっちゃ無防備な国宝、世界遺産です。
あの犯人にはほんと、腹が立ちますね!
どういうつもりなのか・・・かなり厳しい見せしめの刑が必要ですね!
by 路渡カッパ (2015-04-11 11:50)
クライスラー・クロスファイアロードスター、免許があれば、すぐ欲しいぐらいかっこいいですね(お安いし)。
屋根の傾斜が、とっても素敵な建築ですね。
by 足立sunny (2015-04-11 16:36)
古い神社なんですね!?
それにしても、お寺だったら檀家の人達に怒られそうですが、こんな車に乗っているファンキーな神主さん好きです^^;)
by 風来鶏 (2015-04-11 16:52)
宇治は長い歴史が息づいているところですね
また行きたくなりました
by koh925 (2015-04-11 17:11)
宇治を訪れても宇治上神社まで行く人は少ないようですね。私もその一人でした。この記事を読んで是非行きたくなりました。
by たいちさん (2015-04-11 17:15)
こんばんは。
宇治は兎の道が語源ですか。じゃ、やはり「うじがみさま」と言う言葉はこの神社が語源なんですね。(*_*)
それから宮司さんの車も車ですが、それを解説できるカッパさんって、すご過ぎません?
by sig (2015-04-11 21:24)
★足立sunnyさん、ありがとうございます。
ちょっと魅力的なクルマですね、SLKはもう見飽きてるし。
タマは少ないですが、中古車はお安い♪
こういうクルマって、走行距離も少なく丁寧に扱っていそうだから、中古がイイかもね。(^_^ゞ
★風来鶏さん、ありがとうございます。
ちょっとビックリでしたよ、このクルマから降りてきたのが
袴姿の宮司の衣装でしたもん。(^_^ゞ
思わず、神主って儲かるんやな・・・なんて思ったりして。
★koh925さん、ありがとうございます。
宇治橋周辺は寺院や神社が集中しているってことでは
京都市に負けてませんね。
源氏物語がらみで散策すると楽しいですね♪
★たいちさん、ありがとうございます。
どうしても平等院に集中してしまいますが、周辺には
興味深い神社や寺院がたくさんありますね。
虎、急降下。ついに最下位・・・w
★sigさん、こんばんは。
この辺りには地名も宇治市菟道(とどう)って地域もあります。
「うじがみ」さまの語源はどうでしょう?「氏神」ですからね。
私の回りはクルマに詳しい方が多くて、私なんて一番無知な方です。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-04-11 23:30)
おはようございます!
また後でお伺いしますので宜しく〜
by Hide (2015-04-12 00:10)
おはようございます
小さな神社ですが、凛としたものを感じられるところでもあります。
私も、たまにぶらりと立ち寄ることがあります。
そうか、世界遺産で無料で拝観できる貴重なところなのですね。
by すー (2015-04-12 04:09)
★Hideさん、おはようございます。
お忙しそうですね、今日は良い天気です♪
★すーさん、おはようございます。
確かに境内の空気感が違いますね。
価値を知らずに詣って有料だと、ちょっと苦言を呈したくなりそうですが・・・(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-04-12 10:45)
押し逃げです。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-04-12 17:06)
★横 濱男さん、ありがとうございます。
ご苦労様です♪<(_ _)>
by 路渡カッパ (2015-04-12 19:25)
うさぎのおみくじが可愛い!
あの中に紙が入っているのかしら、今年はおみくじを引いていません。
どこかへ行こうかな、
世界遺産ですか、見に行きたいです(>_<)
by aya (2015-04-12 20:16)
★ayaさん、ありがとうございます。
変りみくじ、只今収集中でございます。(^_^ゞ
はい、お腹の中におみくじが入っています。ちなみに「吉」でした。
おみくじ本来のカタチと言うより、記念品の意味が大きいでしょうね♪
by 路渡カッパ (2015-04-13 09:36)
あはは・・・ダサい駄洒落は効きませんでしたね。カッパさんのまじめさがよく分かりますよ。(^o^)
by sig (2015-04-14 17:59)
★sigさん、あちゃ!またやられました・・・
根が真面目なもんで。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-04-15 00:13)