椿の城南宮 [花だより]
「しだれ梅と椿まつり」の城南宮、椿編です。
城南宮は、794年の平安京遷都に際し、都の南方に鎮まり国を守護する役割で
造営されたものと言われています。
方除（ほうよけ）の大社として信仰され、普請・転宅・旅行・交通安全など、
方除の神威あらたかとされ、ここで交通安全祈祷を受け、ステッカーを貼った
クルマを多く見かけます。なお、夏には「愛車の茅の輪くぐり」ができます。
家を新築する際には、こちらでお祓いを受けた清めの砂を撒くのが習わしです。
我が家も家を建て直す際、やりましたよ。
城南宮の神紋は「三光の紋」。神功皇后の旗印であり日、月、星が表されている。
昼夜の隔てなく、あまねく及ぶ城南宮の神徳を表すものとされています。
本殿に向かって正面にある赤い鳥居は城南宮鳥居と呼ばれ、
特有の形式だそうです。反り上った笠木の上に屋根が乗り、貫は柱で止まり、
額束はなく島木の正面中央に神紋の金具が打たれています。
「しだれ梅と椿まつり」３月２１日までということでしたが、
３月２４日（月）まで期間を延長すると発表されました。
期間中は毎日午前１０時より「梅が枝 巫女神楽」を斎行します。
（２１・２２日・２３日は午後３時も斎行）とのこと。
花守り（初穂料千円）をお受けの方、お一人ずつ巫女さんが神楽鈴で
お祓いしてくれます。
たまたま、頭の飾りが気になって追いかけた巫女さん、子供さんを相手に
あやす姿がほほ笑ましかった。
この巫女さん、今、ＨＰのトップページを飾っている方だと思います。(^_^ゞ
神苑「楽水苑」は、春の山、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、離宮の庭の
５つの庭からなり「源氏物語 花の庭」と称されています。
「室町の庭」の池。河童はおりません、沼じゃないから？(^_^ゞ
「源氏物語」に登場した植物100種が植えられる日本唯一の庭といわれており、
案内板にも源氏物語の一節が添えられています。
「城南離宮（鳥羽離宮）」平安時代後期に白河・鳥羽・後白河上皇が
造営された離宮で、東西1.5キロ、南北1キロの広大な敷地だったそうです。
「平安の庭」では年２回、王朝時代を偲ばせる雅やかな曲水の宴が催されます。
余談ですが、城南宮がある伏見区鳥羽と言えば、幕末、戊辰戦争の発端となる
鳥羽伏見の戦いの舞台となりました。この城南宮には薩摩藩の陣が置かれ、
ここから戦いの火蓋が切られたと言われています。
新政府軍5,000、対する旧幕府軍15,000と兵数は圧倒していたものの火器違い、
さらにこの戦いの最中、薩摩藩士 岩倉具視などの策略で「錦の御旗」を掲げる。
倒幕軍であった薩長土佐は、一躍「官軍」となり、幕府軍はその旗の前に
総崩れ、敗北します。以後、戊辰戦争の舞台は江戸市街での上野戦争や、
北越戦争、会津戦争、箱館戦争として続きます。
ここでまた登場、会津藩の山本覚馬は・・・この４年前、禁門の変において
砲兵隊を率いて勲功を挙げますが、失明同然に陥ります。
鳥羽伏見の戦いでは弟の三郎が戦死、自身は薩摩藩に捕われて収容されますが、
その人物の優秀さを買われ、明治２年には岩倉具視により釈放されます。
自由の身になった覚馬は京都の近代化に大きく寄与するのですが、波乱万丈の
人生ですね。もうひとつ面白いエピソードが、禁門の変では長州軍の火器に
苦しめられ、その時は新型銃を備えた薩摩藩に助けられます。
砲兵隊を率いていた覚馬は新型銃の威力を目の当たりにし、ゲベール銃の
調達に成功するものの鳥羽伏見の戦いに納入が間に合わず、薩摩の火器の
前に破れてしまいますが、
覚馬が調達した銃は後に新政府が押収していましたが、それが西南戦争で
活用され薩摩の銃を圧倒することになります。
歴史って一歩違えば結果は大きく異なったものになってしまいますね。
さてさて、椿です。
「有楽（うらく）／太郎冠者（たろうかじゃ）」
椿の語源は「艶葉木」という説も。
「紅侘助」
「孔雀椿」↑↓
「蝦夷錦」
椿を愛でるは、咲いている時だけにあらず 落ち椿もまた風流なり。
2014.3/9、城南宮 神苑にて。
城南宮は、794年の平安京遷都に際し、都の南方に鎮まり国を守護する役割で
造営されたものと言われています。
方除（ほうよけ）の大社として信仰され、普請・転宅・旅行・交通安全など、
方除の神威あらたかとされ、ここで交通安全祈祷を受け、ステッカーを貼った
クルマを多く見かけます。なお、夏には「愛車の茅の輪くぐり」ができます。
家を新築する際には、こちらでお祓いを受けた清めの砂を撒くのが習わしです。
我が家も家を建て直す際、やりましたよ。
城南宮の神紋は「三光の紋」。神功皇后の旗印であり日、月、星が表されている。
昼夜の隔てなく、あまねく及ぶ城南宮の神徳を表すものとされています。
本殿に向かって正面にある赤い鳥居は城南宮鳥居と呼ばれ、
特有の形式だそうです。反り上った笠木の上に屋根が乗り、貫は柱で止まり、
額束はなく島木の正面中央に神紋の金具が打たれています。
「しだれ梅と椿まつり」３月２１日までということでしたが、
３月２４日（月）まで期間を延長すると発表されました。
期間中は毎日午前１０時より「梅が枝 巫女神楽」を斎行します。
（２１・２２日・２３日は午後３時も斎行）とのこと。
花守り（初穂料千円）をお受けの方、お一人ずつ巫女さんが神楽鈴で
お祓いしてくれます。
たまたま、頭の飾りが気になって追いかけた巫女さん、子供さんを相手に
あやす姿がほほ笑ましかった。
この巫女さん、今、ＨＰのトップページを飾っている方だと思います。(^_^ゞ
神苑「楽水苑」は、春の山、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、離宮の庭の
５つの庭からなり「源氏物語 花の庭」と称されています。
「室町の庭」の池。河童はおりません、沼じゃないから？(^_^ゞ
「源氏物語」に登場した植物100種が植えられる日本唯一の庭といわれており、
案内板にも源氏物語の一節が添えられています。
「城南離宮（鳥羽離宮）」平安時代後期に白河・鳥羽・後白河上皇が
造営された離宮で、東西1.5キロ、南北1キロの広大な敷地だったそうです。
「平安の庭」では年２回、王朝時代を偲ばせる雅やかな曲水の宴が催されます。
余談ですが、城南宮がある伏見区鳥羽と言えば、幕末、戊辰戦争の発端となる
鳥羽伏見の戦いの舞台となりました。この城南宮には薩摩藩の陣が置かれ、
ここから戦いの火蓋が切られたと言われています。
新政府軍5,000、対する旧幕府軍15,000と兵数は圧倒していたものの火器違い、
さらにこの戦いの最中、薩摩藩士 岩倉具視などの策略で「錦の御旗」を掲げる。
倒幕軍であった薩長土佐は、一躍「官軍」となり、幕府軍はその旗の前に
総崩れ、敗北します。以後、戊辰戦争の舞台は江戸市街での上野戦争や、
北越戦争、会津戦争、箱館戦争として続きます。
ここでまた登場、会津藩の山本覚馬は・・・この４年前、禁門の変において
砲兵隊を率いて勲功を挙げますが、失明同然に陥ります。
鳥羽伏見の戦いでは弟の三郎が戦死、自身は薩摩藩に捕われて収容されますが、
その人物の優秀さを買われ、明治２年には岩倉具視により釈放されます。
自由の身になった覚馬は京都の近代化に大きく寄与するのですが、波乱万丈の
人生ですね。もうひとつ面白いエピソードが、禁門の変では長州軍の火器に
苦しめられ、その時は新型銃を備えた薩摩藩に助けられます。
砲兵隊を率いていた覚馬は新型銃の威力を目の当たりにし、ゲベール銃の
調達に成功するものの鳥羽伏見の戦いに納入が間に合わず、薩摩の火器の
前に破れてしまいますが、
覚馬が調達した銃は後に新政府が押収していましたが、それが西南戦争で
活用され薩摩の銃を圧倒することになります。
歴史って一歩違えば結果は大きく異なったものになってしまいますね。
さてさて、椿です。
「有楽（うらく）／太郎冠者（たろうかじゃ）」
椿の語源は「艶葉木」という説も。
「紅侘助」
「孔雀椿」↑↓
「蝦夷錦」
椿を愛でるは、咲いている時だけにあらず 落ち椿もまた風流なり。
2014.3/9、城南宮 神苑にて。
カッパのロードスター
おはようございます
しばらく、神苑に入っていませんので懐かしいです！
by すー (2014-03-18 04:30)
おはようございます。
城南宮は久しく行っていません。
来年は行こうっと。
病院で顔なじみの看護師さんなんかと再会。
もと牢名主ですからね。（笑）
by 京男 (2014-03-18 09:40)
★すーさん、おはようございます。
懐かしいでしょ、年間パスの頃が。（＾～＾;
★京男さん、おはようございます。
来年はスクーターで？(^_^ゞ
私も経験ありますよ、特に掃除のおばちゃんには人気があったかな。
良い子にしてましたから・・・(^_-)ｖ
by 路渡カッパ (2014-03-18 10:28)
椿も色々な名前があるんですね。
チョット、覚えようかな。。
家の近くの椿を手始めに。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-03-18 21:08)
城南宮は枝垂れ梅だけでなく、椿も
きれいですよね。いくつもあるお庭、
四季折々に拝見したいです(笑)。
by ため息の午後 (2014-03-18 21:14)
巫女さんの写真が生き生きとして、とても素敵ですね♫
by 駅員3 (2014-03-18 22:38)
通常、河童を釣るのには胡瓜を用いますが、こちらの河童さんはスィーツの方が釣れる確率は高そうですね(^^;;
by 風来鶏 (2014-03-18 22:59)
★横 濱男さん、ありがとうございます。
大雑把な種類名、薮椿や侘助などは見分けられるようになったのですが、
固有の品種名はプレートを見ないと難しいですね。(^_^ゞ
★ため息の午後さん、ありがとうございます。
神苑、年間パスもあるようですが、
それだけ四季を通して飽きない庭なんでしょうね♪
★駅員３さん、ありがとうございます。
城南宮では巫女さんの姿を多く見ます。活躍されているのでしょうね。(^_-)
★風来鶏さん、ありがとうございます。
はい〜！甘いものには飛びつく河童・・・
糖尿で高血圧やのに・・・（ﾟε゜;）
by 路渡カッパ (2014-03-19 09:14)
私は万博公園の梅と椿を見てきました。城南宮には行った事ないので、次回は行きたいですね。
by たいちさん (2014-03-19 13:08)
たくさんの種類の椿はお庭に咲いているのでは？
歴史とか戦争ほを語るときに「もし」と考えるのは無意味、というような言葉がありますが、どんな場合でもそう考えたくなりますね。
by sig (2014-03-19 15:41)
こんにちは
城南宮、久しく行ってませんね。
苔の上の落ち椿が風流ですねぇ～
by yhiga-siura (2014-03-19 17:03)
☆ｺﾝﾊﾞﾝﾜｧ（o´д｀o）ﾉﾞ☆ 椿は種類も多くみんな美しく綺麗ですが、私は赤い侘助が好きです。椿って花ごと落ちてしまいますが、それがまた何とも美しいですよネェ。最後から2枚目、3枚目の写真が素敵です。
by チョコシナモン (2014-03-19 20:07)
★たいちさん、ありがとうございます。
万博公園はスケールが違いますね。見応えあったでしょうね♪
梅の名所も多いので何処に行こうか迷いますね。(^_^ゞ
★sigさん、ありがとうございます。
庭の椿は・・・こんなに良いものでは無いです。（ﾟε゜;）
あの時の歴史が変わっていたらって、妄想するのも面白いものですね。
あくまで妄想ですけれどね。
★yhiga-siuraさん、こんばんは。
落ち椿、美のツボですね♪ 何とも風流なものです。
城南宮は、比較的行きやすい場所にありますね、またぜひ。
★チョコシナモンさん、こんばんは。
椿は首ごと落ちるって縁起が悪いとも考えられていますが
地面でも咲いているような光景が美しくもありますね♪
侘助は白が多いですが、ピンクや紅白の花もありますね。（＾～＾;
by 路渡カッパ (2014-03-20 00:04)
路渡カッパさん、さっそく訪問者の少ないブログに
コメントありがとうございます。
8年前のブログを拝見してコメント入れさせてもらったので
気づかないと思っていたのですが・・・
カメラもブログも初心者で恥ずかしい限りです。
ロードスターが大好きで、手放した後も
今どこでどんな人に可愛がられているのか
気になって気になって。
衝動買いならぬ衝動売りしてしまって、
またいつの日か手元に置きたい車です。
ゆっくり拝読させていただきます。
（感謝）
by アネッティワールド (2014-03-20 15:18)
★アネッティワールドさん、ありがとうございます。
本宅ブログの方へコメント、ありがとうございました。
ややこしいことで済みません。(^_^ゞ
gooブログとソネットブログに同じ内容でアップしてるもんで・・・
＞気になって気になって。
わかります！私の場合、以前のＮＢは知り合いに譲ったのですが、それも手放されて・・・それからは、家内共々、同じ色、型を見るとあれちゃうやろか？って（笑）
実は私がロドスタを長く乗り続けられているのは、ブログで呼びかけたオフ会「ぽか〜んの集い」で、多くの仲間と知り合ったからかもです。
よければオフ会にもご参加下さい。参加車両はロドスタとは限ってませんから、たっぷり懐かしさにひたれますよ♪(^_-)ｖ
by 路渡カッパ (2014-03-20 16:09)
「落ち椿もまた風流なり」・・なるホド。。
椿はまだまだ・・姿美しいまま
花ごとまるまる「ポト」と落ちちゃいますね
ぐうぜん落ちるところ目撃しちゃうと、ビクっとしますね
by はなだ雲 (2014-03-22 15:14)
★はなだ雲さん、ありがとうございます。
椿、ポトポト落ちてくるので、何かと見上げたら
ヒヨドリが咥えては投げ・・・しているのに遭遇したことがありますよ。(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2014-03-22 19:19)